...質問の意味を飲み込むことができると礑(は)たと答えに窮したりした...
有島武郎 「親子」
...自分の骨露(あら)はに痩せた拳が礑(はた)と卓子(テイブル)を打つ...
石川啄木 「雲は天才である」
...礑(はた)と許り止んだ...
石川啄木 「雲は天才である」
...――二三十分も續いた『パペ、サタン、アレッペ』といふ苦しげなる聲は、三四分前に至つて、足音に驚いて卒(には)かに啼き止む小田の蛙の歌の如く、礑と許り止んだ...
石川啄木 「雲は天才である」
...二十年来礑(はた)と聞こえずなつた...
石川啄木 「赤痢」
...礑(はた)と許り止んだ...
石川啄木 「葬列」
...かの声無き葬列は礑(はた)と進行を止めて居た...
石川啄木 「葬列」
...礑(はた)と許り止んだ...
石川啄木 「葬列」
...かの聲無き葬列は礑(はた)と進行を止めて居た...
石川啄木 「葬列」
...吉野は礑(はた)と足を留(とど)めて...
石川啄木 「鳥影」
...礑(はた)と足を留めて後ろを振返つた...
石川啄木 「鳥影」
...忽ち小膝(こひざ)を礑(はた)と撲(う)ち...
巌谷小波 「こがね丸」
...猿は礑(はた)と地に平伏(ひれふ)して...
巌谷小波 「こがね丸」
...蓄音機は礑(はた)と止つて...
薄田泣菫 「茶話」
...礑(はた)と泣き止みて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...礑(はた)と膝を拊(う)って...
二葉亭四迷 「平凡」
...礑(はた)と止む...
二葉亭四迷 「平凡」
...電光の如く斬り込み来るを飜(ひら)りと避けつゝ礑(はた)と打つ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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