...礎(いしずゑ)の間より...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...何(いず)れにしても物化学の研究に数量的な方法を導き入れたことによって近代のそれのすばらしい発展の基礎を据えたという点が最も重要視されなくてはならないのでしょう...
石原純 「ラヴォアジエ」
...その基礎を心理学...
大隈重信 「日本の文明」
...彼らはそれぞれの方面でやはり第一人者でありうるだけの基礎的素質を備えているのではないかという気がする...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...一方ではまたわが国の科学者がおりにふれてはそのいわゆるアカデミックな洞窟(どうくつ)をいでて火災現象の基礎科学的研究にも相当の注意を払うことを希望したいと思う次第である...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...整合を論理的根拠・基礎としてその上に立てられた限りの理論内容は...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...所謂直観――それは論証の基礎にもあると考えられる――のもつ直接性では夫はない...
戸坂潤 「科学方法論」
...勿論この命題は分析判断と呼ばれるものではなくして時間表象の特殊の性質にその基礎を得る反省判断である...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...大抵のものが史実に基礎を置いていることである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...遂に統計力學の基礎を築き...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...基礎がなくても、このテントはあんがい丈夫で、今夏も一度百ノットの風が吹いたが、それでも吹き飛ばなかった...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...われわれは追跡者の速度に関する算出の基礎を変えるわけにはゆかない...
久生十蘭 「地底獣国」
...死亡に優先してこれを彼らの推算の基礎として採用している...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それが現實の基礎經驗に對する關係に於て決定される...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...各々の史觀はそれに相應するそれぞれの人間學に於てその最も基礎的な且つ最も決定的な内容を見出す...
三木清 「歴史哲學」
...私は調査の基礎を築くために...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その基礎をなすべき国民の生活技術誌の研究が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...しかも多くは自分の国家論を基礎づける一つの手段として...
矢部貞治 「政治学入門」
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