例文・使い方一覧でみる「磬」の意味

...食随二鳴磬一巣烏下（しよくはめいけいにしたがひさううくだり）... 食随二鳴磬一巣烏下の読み方
芥川龍之介「戯作三昧」

...興福寺の宝物の華原磬（かげんけい）（鋳物で四疋（ひき）の竜が絡（から）んだもの）というものを黄楊（つげ）で縮写したのを見ましたが... 興福寺の宝物の華原磬の竜が絡んだもの）というものを黄楊で縮写したのを見ましたがの読み方
高村光雲「幕末維新懐古談」

...けたたましい題目と磬（けい）の音とが... けたたましい題目と磬の音とがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...やかましく磬を叩いて... やかましく磬を叩いての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...磬（けい）を打って入室相見（にゅうしつしょうけん）の時... 磬を打って入室相見の時の読み方
夏目漱石「虞美人草」

...その豆腐屋の角（かど）から一丁ばかり爪先上（つまさきあ）がりに上がると寒磬寺（かんけいじ）と云う御寺があってね」「寒磬寺と云う御寺がある？」「ある... その豆腐屋の角から一丁ばかり爪先上がりに上がると寒磬寺と云う御寺があってね」「寒磬寺と云う御寺がある？」「あるの読み方
夏目漱石「二百十日」

...あの音は寒磬寺（かんけいじ）の鉦（かね）に似ている」「妙に気に掛るんだね... あの音は寒磬寺の鉦に似ている」「妙に気に掛るんだねの読み方
夏目漱石「二百十日」

...その寒磬寺の鉦の音と... その寒磬寺の鉦の音との読み方
夏目漱石「二百十日」

...水中に磬（けい）を打つがごとく... 水中に磬を打つがごとくの読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...昇が磬折（けいせつ）という風に腰を屈（かが）めて... 昇が磬折という風に腰を屈めての読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...... の読み方
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子「恋衣」

...門に鐘鼓鐸磬（たくけい）を懸け... 門に鐘鼓鐸磬を懸けの読み方
南方熊楠「十二支考」

...磬（けい）を打つような響をさせている... 磬を打つような響をさせているの読み方
森鴎外「ヰタ・セクスアリス」

...... の読み方
柳田國男「地名の研究」

...或（ある）時は青玉（せいぎよく）の古き磬（けい）を打ち... 或時は青玉の古き磬を打ちの読み方
與謝野晶子「晶子詩篇全集」

...香煙（こうえん）るると磬（けい）を合図に礼拝（らいはい）する... 香煙るると磬を合図に礼拝するの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...そして、谷間からも、経（きょう）の声と、磬の音が、谺（こだま）になって返ってきた... そして、谷間からも、経の声と、磬の音が、谺になって返ってきたの読み方
吉川英治「親鸞」

...磬（けい）の音――そして... 磬の音――そしての読み方
吉川英治「親鸞」