...迫る処怪石(かいせき)巨巌(きょがん)の磊々(らいらい)たるはもとより古木大樹千年古き...
泉鏡花 「遺稿」
...アレはネ……」と渋柿園(じゅうしえん)老人は例の磊落(らいらく)な調子で...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...何十年来シベリヤの空を睨(にら)んで悶々(もんもん)鬱勃(うつぼつ)した磊塊(らいかい)を小説に托して洩らそうとはしないで...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...いかにも磊落の御応接振りをお示し下され...
太宰治 「右大臣実朝」
...満目(まんもく)の江山(こうざん)にその磊塊(らいかい)の気を養えり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その性質の磊落(らいらく)なる...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ことにわたしは自分の文章に現われた『一種の軽妙な味』、というより、むしろ磊落な調子に、われながら満足を禁じ得なかった(もっとも、この磊落さは、けっして儀礼を失してはいないのだ)...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...當時深く侯の光明磊落なる心事に敬服したりと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...英雄の特質とは何ぞや曰く磊落粗朴の野性...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一口に言えば蘆葦茅草(ろいぼうそう)の中の川原の石の磊嵬(らいかい)たるところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...磊落(らいらく)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかれども余は磊落高潔なる蕪村を尊敬すると同時に...
正岡子規 「俳人蕪村」
...磊落不覊(らいらくふき)のうちにも...
松本泰 「日蔭の街」
...彼の磊落な風貌に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...磊落といふ語も、さつぱりしたと云ふ意味ならば、日本語だが、石が転(ころが)つてゐると云ふ意味ならば日本語ではない...
水野葉舟 「言文一致」
...磊落(らいらく)な態度である...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...磊々(らいらい)の奇岩巨石に覗(のぞ)き下ろされる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...磊落(らいらく)に身を落して...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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