...そのくせその言葉はずうずうしいまでに磊落(らいらく)だった...
有島武郎 「星座」
...迫る處怪石巨巖の磊々たるはもとより古木大樹千年古き...
泉鏡花 「遺稿」
...柳毅は磊落(らいらく)な...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...磊々居滞在...
種田山頭火 「旅日記」
...……時に君」とサモイレンコは磊落な調子で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...四十年代の遺物めいた磊落な将校式態度を...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...區々一身上の誹毀何ぞ意に挾むに足らんやと侯の磊落なる洵に斯くの如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ある種の磊落(らいらく)さと一つの呑気(のんき)な温情とだけで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...またそれを極めて磊落(らいらく)に扱っていることが...
中里介山 「大菩薩峠」
...磊落(らいらく)そうな調子ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...磊落(らいらく)らしくカラカラと笑ふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがに磊落(らいらく)なる男子も慚愧(ざんき)に堪えざるのみならず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...磊落(らいらく)に母親に物をいッたりするはまだな事...
二葉亭四迷 「浮雲」
...磊落といふ語も、さつぱりしたといふ意味ならば、日本語だが、石が轉つてゐるといふ意味ならば日本語ではない...
二葉亭四迷 「余が言文一致の由來」
...磊落不覊(らいらくふき)のうちにも...
松本泰 「日蔭の街」
...この磊落(らいらく)な大泥棒は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...磊落(らいらく)な態度である...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...今朝は非常に磊落(らいらく)な...
吉川英治 「源頼朝」
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