...磊落(らいらく)で...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...今度は向島の方へ遊びに来てくれたまえ」榎本は磊落に受けながして馬車に納った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...笑把二巨杯一澆二磊塊一...
大町桂月 「鹿野山」
...柳毅は磊落(らいらく)な...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...磊々(らい/\)たる岩石の多き...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...その真率(しんそつ)にして磊灑(らいしゃ)なる...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...伊藤侯は磊落滑脱の氣質なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其言動亦放膽磊落にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...尾形はいつものように快活に磊落になる...
豊島与志雄 「聖女人像」
...こちらは磊落(らいらく)に出ているのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...本人は案外磊落(らいらく)な好人物らしいと平次は睨みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...武勇磊落の名望ありて其地位高きに非ざれば任に適せず...
福沢諭吉 「帝室論」
...時に文林儒流の磊落(らいらく)を学び...
福沢諭吉 「日本男子論」
...右手では飽くまでも磊落を装ふて...
牧野信一 「鏡地獄」
...文人画としても磊落(らいらく)極まる筆法で...
山本笑月 「明治世相百話」
...白鷹先生が非常に磊落(らいらく)な...
夢野久作 「少女地獄」
...くだけた磊落な風格がますます出て...
横光利一 「旅愁」
...二の池の岸を繞(めぐ)って磊々(らいらい)たる小石の中を下って行くので...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
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