...危険率は無類の確実さを以って高まりつつあった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...年の干支と同様に日の干支でもこれを添えることによって日のアイデンティフィケーションがほとんど無限大の確実さを加える...
寺田寅彦 「自由画稿」
...次第にその確実さが感じられて来た...
徳田秋声 「あらくれ」
...彼の心の確実さを疑ひすぎるやうな気がして...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...知ることの確実さ(Gewiss)に求めた...
戸坂潤 「科学論」
...この感覚の確実さを見るには...
戸坂潤 「読書法」
...しかしその他に批評家の持つべき確実さともいうべき或るリアリズムがなくては出て来ない風格だ...
戸坂潤 「読書法」
...一つの確実さしか持っていない...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...内心の幻覚の確実さの上にのみかかっている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一切の誤りや不確実さと無縁な...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...より勢いと確実さを持つことができる観念であると容易に考えられる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...というのは、事物から推断される事物は不確実だと思われ、その不確実さは、最初の事物における隠された相反する複数の原因から由来するのだから、万が一、いかなる複数の原因も最初の事物の既知の性質に配置できるのならば、もはや複数の原因は隠されてはいず、推断は不確実ではなくなるであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あけすけな露見と同じ確実さで知らしめるとは言え...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その柔らかさ確実さ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何がそれらのものに確実さや美しさを与えているのでありましょうか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...二幕三幕と淡淡とした確実さで進んでいくうち...
横光利一 「旅愁」
...その実行の確実さに...
吉川英治 「新書太閤記」
...一つも史的な確実さのあるものは見あたらない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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