...彼の決断は確乎不動だった...
...確乎不動の信念を持つ人は尊敬される...
...彼女の言葉には確乎不動の自信が感じられた...
...確乎不動の思いで前に進む...
...彼の手には、確乎不動の意思が込められていた...
...確乎(しつかり)した女だとも思ふ...
石川啄木 「鳥影」
...ノラ (身をすり拔け確乎とした調子で)さあ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...確乎(かっこ)たる自信が...
太宰治 「春の盗賊」
...ところが男の明晰(めいせき)確乎(かっこ)たる返答に出会って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...決然たる熱烈な確乎(かっこ)たる男でもなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...確乎(かっこ)たる足取りで進んでいった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お心の底には強いところが確乎(しっかり)としておいでになりましたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...生育(せいいく)の機能(きのう)が停止(ていし)されると共(とも)に粘着力(ねんちやくりよく)を失(うしな)ふべき筈(はず)の葉柄(えふへい)が確乎(しつかり)と保(たも)たれてある...
長塚節 「土」
...確乎(かくこ)たる精神なりがある...
夏目漱石 「模倣と独立」
...何時の間にか眼の前で両手を確乎(しっかり)固めて居るので急いで其の拳を解き...
西尾正 「陳情書」
...彼の方は確乎不動の信念を示したものである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何かそれを覆(くつ)がへすだけの確乎(かくこ)とした反証を握り得ないまでは心の平静を見ることは出来さうもなかつた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...短小ながら確乎として音楽的形式を踏んだ...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...男の何かに確乎(しっかり)とつかまっていようとする筒井には...
室生犀星 「津の国人」
...確乎(かっこ)たる証跡があるわけではなかろう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...河口の堆積デルタが確乎とした地盤となるに従ひ...
横光利一 「静かなる羅列」
...男の手頸(てくび)を確乎(しか)とつかんで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...……美しい手で確乎(しっか)と椅子の腕を握り...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
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