...彼の決断は確乎不動だった...
...確乎不動の信念を持つ人は尊敬される...
...彼女の言葉には確乎不動の自信が感じられた...
...確乎不動の思いで前に進む...
...彼の手には、確乎不動の意思が込められていた...
...吉野は確乎(しつか)と懐に抱いて...
石川啄木 「鳥影」
...ある確乎たる独創性が看守できた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...未だ確乎たる断案を下し得るの位置に達せず...
高木敏雄 「比較神話学」
...何か確乎(しっかり)としたものにでも執り付いていなければ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...まだ確乎たるものがなかつたし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...一定の目的に向かって確乎(かっこ)たる歩を運ぶの能力を失ってはいたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」とマリユスは荒い決心と確乎(かっこ)さとをもって言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それに対する確乎(かっこ)たる防備さえあれば...
原民喜 「壊滅の序曲」
...彼自身が苦しい羽目に立つようなことになると――そんな人格などはどこかへ雲がくれをしてしまうのだ! その確乎たる人物が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...遂には社会主義の全問題を解決することによりて確乎たる正義の基礎をすゑつけること...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...確乎(かっこ)とした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...確乎たる決意を口にしない日は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...確乎たる収入の予算もないに...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...何かその人をささえる生活上の確乎とした力となり...
宮本百合子 「幸福の感覚」
...カロッサが大戦後のドイツの生活のなかから希望と精神の確乎とした人間成長の可能を見出だそうとした熱意が限界を持ちながらも真面目に伝えられています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...確乎(かっこ)とした要害を占めて...
吉川英治 「新書太閤記」
...その御報告を池田勝入様のお耳へ確乎(しか)とお達しするという役目だけが一ツ残ってるんで……...
吉川英治 「新書太閤記」
...御仏(みほとけ)の膝下(ひざもと)へ確乎(しっか)とすがりつきたいのです...
吉川英治 「親鸞」
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