...彼の決断は確乎不動だった...
...確乎不動の信念を持つ人は尊敬される...
...彼女の言葉には確乎不動の自信が感じられた...
...確乎不動の思いで前に進む...
...彼の手には、確乎不動の意思が込められていた...
...恐らくは確乎たる自己の出發點を獲得することが出來るであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ノラ (身をすり拔け確乎とした調子で)さあ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...今ヤ彼女ハ卯木家ニ於テ確乎タル地歩ヲ占メルニ至リ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...まだ確乎たるものがなかつたし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...其の共同者をして信頼せしむるに足るの確乎不拔なる資質に存することを...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...しかも確乎(かっこ)たる足取りで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...確乎(かっこ)たる足取りで進んでいった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...春信が最終の制作を以て確乎(かっこ)として安永元年また二年なりと断言せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...しかく確乎たるものではない...
中島敦 「狼疾記」
...夫(それ)から我慢(がまん)して確乎(しつかり)してろとよ」勘次(かんじ)は病人(びやうにん)の耳(みゝ)で呶鳴(どな)つた...
長塚節 「土」
...吹(ふ)き落(おと)す疾風(しつぷう)に抵抗(ていこう)して其(そ)の力(ちから)を逞(たくま)しくしようとする焔(ほのほ)は深(ふか)く木材(もくざい)の心部(しんぶ)にまで確乎(しつか)と爪(つめ)を引(ひ)つ掛(か)けた...
長塚節 「土」
...其(そ)の確乎(しつか)と身(み)を据(す)ゑた位置(ゐち)から一歩(ぽ)を踏(ふ)み出(だ)した時(とき)...
長塚節 「土」
...男女は確乎(しっかり)と抱きあい...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...それに対する確乎(かっこ)たる防備さえあれば...
原民喜 「壊滅の序曲」
...その人に確乎(かっこ)たる覚悟があって身心を高潔に保つ人でなければ結婚後或(あ)る動機のため品行が忽(たちま)ち崩れて酒道楽や女道楽に耽(ふけ)らないとも限りません...
村井弦斎 「食道楽」
...第二百二十 脂肪の欠乏攻撃の言葉は皮肉なれども中川には確乎(かっこ)たる定見あり「アハハ広海さん...
村井弦斎 「食道楽」
...今や確乎たる地歩を占めているかのように見えた...
和辻哲郎 「鎖国」
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