...彼の決断は確乎不動だった...
...確乎不動の信念を持つ人は尊敬される...
...彼女の言葉には確乎不動の自信が感じられた...
...確乎不動の思いで前に進む...
...彼の手には、確乎不動の意思が込められていた...
...恐らくは確乎たる自己の出發點を獲得することが出來るであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...併し是れは確乎(かくこ)としたことは言えないが...
石田孫太郎 「猫と色の嗜好」
...日常の生活には午前と午後との間には確乎たる境界があるごとくにみなして置く方が都合がよろしい...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...然れども我等夫婦は確乎(かっこ)と决心する所あり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...理想もなく確乎とした生活方針もないわれとわが身を彼は責めるのだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...確乎たる事実だったのである...
豊島与志雄 「理想の女」
...確乎(かっこ)たる言葉を少し聞かしてやりに行くのが急務だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...丈夫(ちやうぶ)な柱(はしら)はまだ火勢(くわせい)があたりを遠(とほ)ざけて確乎(しつか)と立(た)つて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...何時の間にか眼の前で両手を確乎(しっかり)固めて居るので急いで其の拳を解き...
西尾正 「陳情書」
...確乎たる境界線の設定せられたるものなく...
日野強 「新疆所感」
...いずれ先に何とか確乎(たしか)な見当(みあて)が無くッてあんな事をお言いなさりゃアすまいネ」「イヤ何にも見当(みあて)が有ッてのどうのと云う訳じゃ有りませんが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...宇宙に於ける確乎たる一大事実なり...
牧野信一 「痴想」
...確乎(かっこ)とした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...確乎たる決意を口にしない日は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...何かそれを覆(くつ)がへすだけの確乎(かくこ)とした反証を握り得ないまでは心の平静を見ることは出来さうもなかつた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...カロッサが大戦後のドイツの生活のなかから希望と精神の確乎とした人間成長の可能を見出だそうとした熱意が限界を持ちながらも真面目に伝えられています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...確乎(かっこ)たる学問から成る「法」があった...
吉川英治 「三国志」
...確乎(かっこ)と大地に根を張って...
吉川英治 「親鸞」
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