...彼の決断は確乎不動だった...
...確乎不動の信念を持つ人は尊敬される...
...彼女の言葉には確乎不動の自信が感じられた...
...確乎不動の思いで前に進む...
...彼の手には、確乎不動の意思が込められていた...
...確乎(しつかり)した歩調で歩いて...
石川啄木 「足跡」
...』『みたいなナンテ……確乎(しつかり)教へたつて好いぢやありませんか? 私は読めるんぢやなし……...
石川啄木 「鳥影」
...」その信仰や極めて確乎(かっこ)たるものにてありしなり...
泉鏡花 「海城発電」
...心靈の存在に確乎たる裏打ちを施すのであつた...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...御自分の腕前に確乎不動の自信を持っていたならば...
太宰治 「水仙」
...ただ剛毅なる精神と確乎たる生活の理念とをもっているものが...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...決然たる熱烈な確乎(かっこ)たる男でもなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...晋国の圧迫と太子の専横(せんおう)とに対して確乎たる処置を講ずる代りに...
中島敦 「盈虚」
...確乎(しつかり)しろツちへばどうも下痢(くだ)つちや力(ちから)拔(ぬ)けて仕(し)やうねえ...
長塚節 「土」
...何時の間にか眼の前で両手を確乎(しっかり)固めて居るので急いで其の拳を解き...
西尾正 「陳情書」
...確乎たる門地を打ち建てて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼自身が苦しい羽目に立つようなことになると――そんな人格などはどこかへ雲がくれをしてしまうのだ! その確乎たる人物が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...大陸への確乎たる方策なくして何が出来よう...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...何かそれを覆(くつ)がへすだけの確乎(かくこ)とした反証を握り得ないまでは心の平静を見ることは出来さうもなかつた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...より確乎とした境地へ引き上げてくれる事が出来ると思ったのだ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...而れども吾人は爰に確乎たる信用を以て...
山路愛山 「英雄論」
...』良人(をつと)は斯う確乎(きつぱり)と云ふけれど...
與謝野寛 「執達吏」
...その心得にて精出して致すよう、確乎(しか)と、申しつけたぞ」棟梁たちは、顔見あわせて、薄笑いをうかべた...
吉川英治 「新書太閤記」
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