...彼の決断は確乎不動だった...
...確乎不動の信念を持つ人は尊敬される...
...彼女の言葉には確乎不動の自信が感じられた...
...確乎不動の思いで前に進む...
...彼の手には、確乎不動の意思が込められていた...
...恐らくは確乎たる自己の出發點を獲得することが出來るであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...氣の確乎(しつかり)した...
石川啄木 「札幌」
...確乎(ちやん)と解つてるよ...
石川啄木 「札幌」
...光っていた時の始め終りには確乎たる境界があるごとくに感ずるが...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...確乎たる土台を手に入れるまではアーチを築きはじめる気になれないのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...各黨各派孰れも確乎たる一大主義を有するなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...鍵(かぎ)の手(て)は深(ふか)く釣瓶(つるべ)の内側(うちがは)を覗(のぞ)いて居(ゐ)たので先刻(さつき)よりも確乎(しつか)と釣瓶(つるべ)を引(ひ)き止(と)めた...
長塚節 「土」
...それに対する確乎たる防備さへあれば...
原民喜 「壊滅の序曲」
...確乎(かっこ)たる見込(みこみ)ありての事なり...
福田英子 「妾の半生涯」
...確乎(かっこ)とした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...確乎たる決意を口にしない日は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...それよりも君が專門に修めたものでも確乎(しつかり)とやつたが何(ど)れ位國家を益するか知れやせぬ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...今は確乎として君は目ざめた...
室生犀星 「愛の詩集」
...潮田と小野寺は、その背を見送ってから、町の灯を遠く見て歩きだしたが、武林の考え方が正しいか、自分達の執った処置がよかったか、確乎(しか)と、判断が持てなかった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...男の手頸(てくび)を確乎(しか)とつかんで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...御仏(みほとけ)の膝下(ひざもと)へ確乎(しっか)とすがりつきたいのです...
吉川英治 「親鸞」
...八瀬黒の牡牛(おうし)の手綱を確乎(しっか)と把(にぎ)って...
吉川英治 「親鸞」
...確乎(しっか)りせいっ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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