...彼の決断は確乎不動だった...
...確乎不動の信念を持つ人は尊敬される...
...彼女の言葉には確乎不動の自信が感じられた...
...確乎不動の思いで前に進む...
...彼の手には、確乎不動の意思が込められていた...
...氣の確乎(しつかり)した...
石川啄木 「札幌」
...併し是れは確乎(かくこ)としたことは言えないが...
石田孫太郎 「猫と色の嗜好」
...希望は確乎(かっこ)として正確である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...光っていた時の始め終りには確乎たる境界があるごとくに感ずるが...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...確乎(かっこ)たる言葉が無いのだ...
太宰治 「鴎」
...自分でも確乎(しっかり)せねばならぬ筈だ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...各黨各派孰れも確乎たる一大主義を有するなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...決然たる熱烈な確乎(かっこ)たる男でもなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...晋国の圧迫と太子の専横(せんおう)とに対して確乎たる処置を講ずる代りに...
中島敦 「盈虚」
...其(その)扱(こ)きあげられた肩(かた)は衣物(きもの)の皴(しわ)で少(すこ)し張(は)つて身體(からだ)を確乎(しつか)とさせて見(み)せる...
長塚節 「土」
...草刈(くさかり)の鎌(かま)を遁(のが)れて確乎(しつか)と其(その)株(かぶ)の根(ね)に縋(すが)つた嫁菜(よめな)の花(はな)が刺立(とげだ)つた枝(えだ)に倚(よ)り掛(かゝ)りながらしつとりと朝(あさ)の濕(うるほ)ひを帶(おび)て居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...夜目にも透いて見える襟脚の確乎(くつきり)白きに...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...人間的主體の不死性永遠性は確乎たる基礎の上に置かれるが如く見える...
波多野精一 「時と永遠」
...それに対する確乎たる防備さへあれば...
原民喜 「壊滅の序曲」
...事件が展開してゆくための確乎たる地盤が与へられる...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...この手紙は確乎たるものを語っていると共に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...偶然とは言いながらも是ほど確乎(かっこ)たる基礎のある今日の新文明を...
柳田国男 「木綿以前の事」
...確乎と占領されたのだから...
吉川英治 「三国志」
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