...彼の決断は確乎不動だった...
...確乎不動の信念を持つ人は尊敬される...
...彼女の言葉には確乎不動の自信が感じられた...
...確乎不動の思いで前に進む...
...彼の手には、確乎不動の意思が込められていた...
...外套(ぐわいたう)の下(した)に一所(いつしよ)に確乎(しつか)と壓(おさ)へながら...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...日常の生活には午前と午後との間には確乎たる境界があるごとくにみなして置く方が都合がよろしい...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...彼の確乎たる内心の信念がいまさら伯爵にどんな警告を与えたってむだだと教えるのであった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...たゞ剛毅なる精神と確乎たる生活の理念とをもつてゐるものが...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...私は確乎(かっこ)たる信念を持っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして目を伏せながらしかも確乎(かっこ)たる声で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかく確乎たるものではない...
中島敦 「狼疾記」
...卯平(うへい)確乎(しつかり)しろ...
長塚節 「土」
...博士の説には確乎(かくこ)たる論拠(ろんきょ)が有るけれどその論拠を示さなかった...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...夜目にも透いて見える襟脚の確乎(くつきり)白きに...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...さも知つたふりをして「君が專門に修めたものでも確乎(しつか)りとやつたがいゝ」などゝ云つてゐるが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...第二百二十 脂肪の欠乏攻撃の言葉は皮肉なれども中川には確乎(かっこ)たる定見あり「アハハ広海さん...
村井弦斎 「食道楽」
...彼が確乎不動であるために血の汗を流したり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それはどこまでも地上に確乎(かっこ)たる存在を占める安定な形や...
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」
...確乎(しっか)とした生きがいを感じているのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...確乎(かっこ)と大地に根を張って...
吉川英治 「親鸞」
...確乎(しっか)りせいっ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...……美しい手で確乎(しっか)と椅子の腕を握り...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
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