...雫一つ中に浸みこませない程確りとくつついてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...その確り者が命がけで耳をすましていて聞えない物音を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「父さん、確りして下さい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確りしろ」「親分...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この娘には何處か確りしたところがありさうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...叔父の安兵衛は確り店を預かって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不斷はあんなに確り者らしいが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確り者といふ話は聽いて居りますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――確りして下さいよ」枕元にペタリと坐つたお春は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確りものらしいお夏の態度としては...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...筋肉質の確りした中老人で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何か確りしたものが底に潜んでゐるやうな響きがあつた...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...すると老婆は、益々愉快がつて、「確りしなよ...
牧野信一 「鏡地獄」
...あなたさへ確りしてゐれば...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...たまの機会はどしどし積極的に利用するという確り引立った気分で腰を据えていないから...
宮本百合子 「刻々」
...小さいことだが一寸相手の人という者の確りさの種類について感じた言葉がある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして確りとその両の足で立上って困苦や窮乏を迎えろ...
山本周五郎 「青べか日記」
...確りやれ三十六、負けるな、負けるな、元気でやれ、元気でやれ、貴様は選ばれた男だぞ忘れるな...
山本周五郎 「青べか日記」
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