...確りした平和の夕暮が來た...
千家元麿 「自分は見た」
...よろけるのをまたぐいと引き寄せて「君の眼はどだい節穴だよ」「そうかい」「ちと確りしろ...
「草藪」
...しかも紅く艶(なまめ)かしくさへある裾を確り掴んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...餘程性根の確りしたところがあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...叔父の安兵衛は確り店を預かって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何處かに確りしたところはありさうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確り者といふ話は聽いて居りますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...思ひの外確りして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人の善兵衞よりは確りものらしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眼鼻立の確りした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――確りして下さいよ」枕元にペタリと坐つたお春は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...筋肉質の確りした中老人で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それはお夏よりは一つ二つ上の二十歳そこ/\とも見られる、色の淺黒い、確りした男で、何んとなく手答へのある、確とした感じを與へます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...田坂具隆は確りしてると感心する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...来年は確りしたいと思ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...君さへもう少し確りしてゐれば...
牧野信一 「鏡地獄」
...ここにいる間は珍しい位確りしていたが到頭兜(かぶと)をぬいだそうだよ」自分は冷淡に...
宮本百合子 「刻々」
...ゆとりと確りさのあるいい題ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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