...ところが奴ときたら確り握りこんでやがって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「マリ・デル」
...しかも紅く艶(なまめ)かしくさえある裾を確り掴んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...確りしろ、みんなお前の臆病がさせたことだ」小田島老人はまるで相手にしません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――確りしておくれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――確りしておくれ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――いゝか――確りして下さい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...文字が確りしてゐるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この確り者らしいくせに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――確りして下さいよ」枕元にペタリと坐つたお春は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肩幅の廣い確りした若者です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「父帰る」みんなセリフが確りしてないので困る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...来年は確りしたいと思ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...すると老婆は、益々愉快がつて、「確りしなよ...
牧野信一 「鏡地獄」
...もつと確りしなくちやあ...
水野仙子 「脱殼」
...垢と病気で蒼黒く焼けるような今野の手を確り握り...
宮本百合子 「刻々」
...ストライキの時の確りした友達のところへ駈け込んで...
宮本百合子 「刻々」
...小さいことだが一寸相手の人という者の確りさの種類について感じた言葉がある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...強い確りした氣性を見せてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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