...彼等は農商務大臣が必ず確とした答弁を与えるものと確く信じていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...諸君は確とした理由を備えた請願をするがいい...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...これほど確とした大きな立派なものはない...
田山録弥 「生滅の心理」
...もう一時間経っても確とした報知がないなら...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...駅長のいわゆる「確としたこと」の一端が洩れて来た...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...私も悉く持て余して、確とした事は、いずれ作人の松本鯛六さんと相談の上で決めることにして、兎に角、人形だけを渡して置きました」「エッ」鯛六の顔色が卒然として変りました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...近所の衆も確としたことも言へなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは平次にも確としたことは言へなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確とした書き附けにでもして置くのだつたよ」平次はそんな事を言ひ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰が誰やら確としたことはわからず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確とした感じを與へます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確とした感じを与えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...確とした滿足感の上にある冗談氣のない深い心配が湧き上る――そして人々は自分を制して...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...確とした史證に乏しいことが遺憾である...
吉川英治 「折々の記」
...何か確としたあてのあるもののように...
吉川英治 「新書太閤記」
...これも確とした史実としてどの書にも伝えられている...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...確とした一つの目的と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ぼくにはとんと確とした記憶にない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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