...熟達の生む恐るべき正確と放胆とを以て...
石川欣一 「山を思う」
...何故自分を見限るんか? それだけ正確と信ずる結論を有つてゐながら...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...もう一つ、これは甚だロマンチックの仮説でありますけれども、この小説の描写に於いて見受けられる作者の異常な憎悪感は、(的確とは、憎悪の一変形でありますから、)直接に、この作中の女主人公に対する抜きさしならぬ感情から出発しているのではないか...
太宰治 「女の決闘」
...先づ比較的正確と言ふより外致し方ありません...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...近代になりましてから孫詒讓が古籀拾遺でやつたのが最も精確とされております...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...すなわち機能的凾数の計算の不正確と...
中井正一 「リズムの構造」
...確と肯定した眼差です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確と言葉を番(つが)へたぞ」勝之助はフラフラと立ち上がりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんな卑怯な手段で殺すはずはございません」平次は確といひきるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確とした感じを与えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...確とは見定めもつかなかつたが...
牧野信一 「鬼涙村」
...正確と考えられている記録簿から見ると...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...結婚の記録はほとんど正確と考えて差支えないのに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...厳密に正確とは思われないのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...スミス博士が正確と考えているグレゴリ・キングの見積りによれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...正確とか簡潔とかを目的としてゐる...
三木清 「辞書の客観性」
...これは去(い)ぬる年、安土のお城において、わが君から私へ、確と養いおけと、お預けを命ぜられました黒田家の質子(ちし)、すなわち松千代でござりますが」「最前(さいぜん)から、その松千代にちがいないが? ――とは見ているのだが――...
吉川英治 「黒田如水」
...私(わたくし)も確とした意見も言わず...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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