...確たる外交方針を定める暇がなかった...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...反抗するだけの何らか確たる材料がないことにおいては...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...充分確たる資料を握っての上ですからその点は御信頼下さい」「決してお疑いするわけではありませんが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...どうお考えになります?」「…………」「確たる証拠もないのに...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...確たる理由があるな...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...事実に関して正確たるのが本分であるのに...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...先祖代々の血統を吟味したら日本中に確たる家柄は一軒もなくなる譯だ...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...彼らはとうてい冒(おか)し得べからざる地位に確たる尻(しり)を据(す)えているのである...
夏目漱石 「野分」
...文壇の一角に確たる地歩を占めていくことであろう...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...確たる推察(みこみ)があるのであろうな」顔もあげずに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...多少なりとも確たる解決を与え得る問題は何一つないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ペピース自ら行つたことが其日記に出づ)其他確たる書史に書かねどどうも皆無で無かつたらしい殘酷なことは多々ある...
南方熊楠 「人柱の話」
...同時に幕府それ自身にも時代の動向に対する確たる信念がもてなかったので...
山本周五郎 「新潮記」
...白石(片倉小十郎)に十万石を分与するということだ」――それはまだ確たるとりきめではございませんでしょう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...確たる後継者をきめておきたいが」「ごもっともです」糜竺(びじく)は...
吉川英治 「三国志」
...呉君に確たる自信をお与えしておく必要があるかと思われるが」と...
吉川英治 「三国志」
...確たる証拠もないと仰ッしゃいますが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...確たる証拠をつかまぬうちは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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