...確かに頼まれました...
芥川龍之介 「妖婆」
...確かに自分は聴いたのだもの...
石川啄木 「雲は天才である」
...」この時、下の格子戸が明いたやうであつたが、「加集さんはをりますか」と、靜かに氣取つた聲がしたのは、確かにお鳥だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...尻あてのところに確かに手に触れなければならない硬いものが...
海野十三 「柿色の紙風船」
...わたくし確かに殿下と...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...」「確かにたいへん興味深いお子さんかと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...なる程文学的表象は確かに生命の...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この相手は確かにお上役人としての役目の職権をもって来たものである――という見込みがついたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...確かに、あの女だ...
中島敦 「木乃伊」
...隠した場所だけは確かに見当が付いた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見えないが山の後には確かにある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...確かに足音が聞こえる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...確かに圓朝の技倆に因るものであると...
正岡容 「我が圓朝研究」
...妄想と現実との中間に座って蠢めく私は、確かに又、仮定と実際とを折衷しつつ何かしら、諦め深い、そして優雅を通り越して、児戯に近附く類の慰安で自分を飾り得たと思っていた...
松永延造 「職工と微笑」
...確かに別な気持がしますからね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...あなたは確かに御存知のはず……」「知らぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...確かに、寝しなに閉めたとばかり思っていた庭木戸の扉(と)が、時折、ばたん――ばたん――と大きな音を立てている...
吉川英治 「夕顔の門」
...確かにこの一句は最も浮動的なものとして厳密な批評を受くべきものである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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