...しかし又確かに人並み以上に鋭い犬歯をも具えていた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...私の顔色(がんしょく)は確かに...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...確かに文法は必要なものだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...不破が権利書を確かに譲渡したと判ったら...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...尻あてのところに確かに手に触れなければならない硬いものが...
海野十三 「柿色の紙風船」
...園長は確かにこの潜(くぐ)り戸(ど)をぬけて此の室へ入られたようです」「表へ出られた物音でも聞かれましたか」「いえ...
海野十三 「爬虫館事件」
...考えるまでもなくこれは確かに可笑(おか)しい...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...確かに気味が悪いやろうな」「なあこいさん...
谷崎潤一郎 「細雪」
...」「私は確かに気が遠くなりそうな気がして来ました...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...でも確かに光子さんです...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...確かに素敵なまた恐ろしい爺(じい)さんに違いなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして確かに頭の中にあった暗い思いを一転して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「御主人様」「鈴木氏」「気を確かに持たっしゃい」「おーい」「鈴木氏――おーい」口々に叫んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...着物は確かに寝巻...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...確かにプルウストは他の人間の全く知らないやうな感覺の領分と交渉を持つてゐたことが理解できます...
堀辰雄 「プルウストの文體について」
...この紙片には確かに46と打ってある」テンプルの目が勝ち誇って輝いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...確かに一分か二分して...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...かかる考慮は確かに大したものではない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
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