...「ごせ」といふ言葉の変化の系列はどうも確かでないが...
池田亀鑑 「忘られぬお国言葉」
...生死(せいし)のほども確かでないキャバレー・エトワールの主人オトー・ポントスを探しだすこと...
海野十三 「恐怖の口笛」
...彼が小プリニウスの医師であったポストゥミウス・マリヌスと同一人か否か確かでない...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...併し、確かでない時は、a small number (of) と言ふ方が安全である...
高田力 「ベーシック英語」
...時代は明和とも天明とも云ふが確かでないとある...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...詳細な事実は確かでないが...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...事実は確かでない...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...――全愈の見込が確かでない手術なんかはしない方がいい...
豊島与志雄 「子を奪う」
...析子のも體裁は具へてゐるが、劉向のものとも劉のものとも云はれ、確かでない...
内藤湖南 「支那目録學」
...新唐志の作者が見たかどうかも確かでない...
内藤湖南 「支那目録學」
...そのうちに自分でもどうやら足腰(あしこし)の確かでないことに気がついたらしく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...暗いので足許も確かでない...
平出修 「夜烏」
...こういうことまで気がついていたのかどうか確かでないが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...または爰(ここ)でもタフと謂っていたかは確かでないが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...これは甚(はなは)だ確かでない...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...たった二冬の経験だから確かでないが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...真偽のほどは確かでないが...
山本周五郎 「季節のない街」
...手の運びがもう確かでないと...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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