...荘厳にも優しいことは確かである...
芥川龍之介 「続西方の人」
...尤(もつと)もその為に一本の若木の枯れてしまつたことは確かである...
芥川龍之介 「素描三題」
...黄昏(たそがれ)の微風の中に万里の貿易風を感ずることも案外多いことは確かである...
芥川龍之介 「僻見」
...それから長命寺の桜餅は――勿論今でも昔のように評判の善いことは確かである...
芥川龍之介 「本所両国」
...それはどれほど確かであるかわかりません...
石原純 「ジェームズ・ワット」
...そして従業員が街路のポンプから水を得ていないことは全く確かであると彼は思っている...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...そしてたとい私はたぶん(あるいはむしろ、すぐ後に言う通り、確かに)私と極めて密接に結合せられているところの身体を有するにしても、しかし一方では、私が延長を有するものではなくてただ思惟するものである限りにおいて、私は私自身の明晰で判明な観念を有し、そして他方では、物体が思惟するものではなくてただ延長を有するものである限りにおいて、私は物体の判明な観念を有するゆえに、私が私の身体から実際に区別せられたものであるということ、そして私がこの身体なしに存在し得るということは、確かである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...彼らの宿命が結合し合っていたことは確かである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...新譯の方が確かであるといふが...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...まだ全く荒(すさ)みきってしまわない事は確かである...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...これは確かである...
中島敦 「光と風と夢」
...だから或る限界以上の低温になれば雲粒が氷晶にかわることは確かである...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...これらの幾何学的図形の諸観念がこのように厳密ではなく不確かであるので...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...容易に肯定することは確かである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...同じ強さではなく弱いことは確かである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ということは確かである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...住居に困っているだけは確かである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...世にも顕(あら)わそうとしたことは確かである...
吉川英治 「新書太閤記」
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