...この点はただケネディ博士のごとき碩学(せきがく)の御説は多大の尊敬をもって伺っているに過ぎぬものでありますが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...事のついでにもう一刷毛(はけ)この男と碩学との問答を写しておいて私もこの長物語の筆を結ぶことにしようと考える...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...日頃眷顧(けんこ)を蒙(こうむ)っている天台宗の某碩学(せきがく)などにも尋ね...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...現に氏は帝国学士院会員で一代の碩学たる学界公認の人物ではないか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...第十八章 知らぬ恩人に対する感謝英国碩学(せきがく)の観(み)たる神道(しんとう)の要旨先年交換教授(こうかんきょうじゅ)として渡米するにつき...
新渡戸稲造 「自警録」
...其の政府又は碩学(せきがく)の士と相接して...
蜷川新 「天皇」
...この碩学にしてその素志の天下に容れられなかったのは何故であるか...
穂積陳重 「法窓夜話」
...タミル族の碩学(せきがく)ヤトラカン・サミ博士に伝わっているのだ...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...哲学者ジョン・ロック一六九六年(わが元禄九)鮭の胃を剖(さ)いて得た海蚣をアイルランドの碩学で英学士会員だったモリノー男に贈り...
南方熊楠 「十二支考」
...去年英国の碩学から東洋にもかかる物ありやと問われ...
南方熊楠 「十二支考」
...熊楠はともあれ他の諸碩学の学問上の希望を容れられざりしは遺憾なり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...歴史上の碩学(せきがく)や英雄を無数に生んだ功績は大したものではありませんか...
与謝野晶子 「産屋物語」
...一山の碩学(せきがく)...
吉川英治 「新書太閤記」
...碩学(せきがく)...
吉川英治 「新書太閤記」
...あっぱれ碩学(せきがく)とおなりあるようにと……...
吉川英治 「親鸞」
...それを執り行う碩学(せきがく)のお眼にかのうた者が授かるものだと伺っております...
吉川英治 「親鸞」
...当代の碩学(せきがく)のうちで...
吉川英治 「親鸞」
...山城の大徳寺からきた碩学(せきがく)について...
吉川英治 「宮本武蔵」
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