...風光明媚なドルドオニ河域、其昔聖者フエネロンを出し、近く碩学エリイ、エリゼ、オネシム、ポオル等のルクリユ四兄弟を出し、社会学者のタルドを出した此渓流は、到処(いたるところ)に古いシヤトオと古蹟とあり、気候も温暖にして頗る住居に好い処であつた...
石川三四郎 「馬鈴薯からトマト迄」
...その後一八九五年の九月二十八日に病が重(かさな)ってこの偉大な碩学(せきがく)はついにこの世を去りました...
石原純 「ルイ・パストゥール」
...この東洋の碩学(せきがく)に頼みこんだ...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...されども京伝翁が名づけ親にて利助が売はじめたりとはいかなる碩学鴻儒(せきがくかうじゆ)の大先生もしるべからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...謡曲のうしろには五山の碩学(せきがく)が厳として控えて居り...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...世を欺ける碩学」という汚名がついて廻っているのだ...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...そこには一世の師表たる碩学(せきがく)も...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...自分らのような弱輩のものがこの碩学(せきがく)に近づいて何か話でもしようと思うと...
寺田寅彦 「柿の種」
...けだし近時英国の碩学(せきがく)スペンサー氏の万物の追世化成の説を祖述し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...有名な英国の碩学(せきがく)ミルは若い時...
「長塚節氏の小説「土」」
...終身年金を贈っていずれもこの碩学を優遇した...
穂積陳重 「法窓夜話」
...タミル族の碩学(せきがく)ヤトラカン・サミ博士に伝わっているのだ...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...トルーフルを崇重する余りこれを神の子と称えた碩学(せきがく)すらある...
南方熊楠 「十二支考」
...仏門の碩学(せきがく)たちに話をすれば...
柳田国男 「海上の道」
...然(さ)う云ふ碩学(せきがく)で本山(ほんざん)でも幅(はば)の利(き)いた和上(わじやう)を...
與謝野寛 「蓬生」
...一世の碩学(せきがく)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...当代の碩学(せきがく)だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...碩学(せきがく)...
吉川英治 「新書太閤記」
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