...その後一八九五年の九月二十八日に病が重(かさな)ってこの偉大な碩学(せきがく)はついにこの世を去りました...
石原純 「ルイ・パストゥール」
...紀州に棲(す)まるる著名の碩学(せきがく)...
泉鏡花 「遺稿」
...一人の碩学(せきがく)がある...
高村光太郎 「触覚の世界」
...片や海洋学の世界的権威二人の碩学(せきがく)が...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...然るべき碩学(せきがく)につけてこの宗の奥義を究めさせなければならぬ」といって久安三年四月の八日にこの子を引連れて功徳院肥後阿闍梨(あじゃり)皇円の許(もと)に入室させた...
中里介山 「法然行伝」
...有名な英国の碩学(せきがく)ミルは若い時...
「長塚節氏の小説「土」」
...碩学(せきがく)としての存在になっていた...
野村胡堂 「胡堂百話」
...安政四年出版した碩学菅茶山(かんちゃざん)の随筆「筆のすさび」に左の小さい物語が採録されて居ります...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...例えば江州(ごうしゅう)水口(みなくち)の碩学(せきがく)中村栗園(なかむらりつえん)は父の実弟のように親しくして居ましたが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...この碩学にしてその素志の天下に容れられなかったのは何故であるか...
穂積陳重 「法窓夜話」
...タミル族の碩学(せきがく)ヤトラカン・サミ博士に伝わっているのだ...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...この碩学なる古人の正説を非認しその名称を乱る者は小泉氏等の学者達であって...
牧野富太郎 「植物記」
...哲学者ジョン・ロック一六九六年(わが元禄九)鮭の胃を剖(さ)いて得た海蚣をアイルランドの碩学で英学士会員だったモリノー男に贈り...
南方熊楠 「十二支考」
...歴史上の碩学(せきがく)や英雄を無数に生んだ功績は大したものではありませんか...
与謝野晶子 「産屋物語」
...然(さ)う云ふ碩学(せきがく)で本山(ほんざん)でも幅(はば)の利(き)いた和上(わじやう)を...
與謝野寛 「蓬生」
...聞きものだて」「碩学(せきがく)たちも意地がわるい...
吉川英治 「親鸞」
...南都の碩学(せきがく)にもつき...
吉川英治 「親鸞」
...僧籍で大僧都の肩書まである半俗半僧の碩学(せきがく)だし...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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