...その後一八九五年の九月二十八日に病が重(かさな)ってこの偉大な碩学(せきがく)はついにこの世を去りました...
石原純 「ルイ・パストゥール」
...◯碩学(せきがく)老デリッジはこの一節を評して「暗黒中に打ちあげられし狼煙(のろし)の如し」というた...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...そこには一世の師表たる碩学(せきがく)も...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...裏面には土佐の碩学(せきがく)寺石正路(てらいしまさはる)先生の選文がある...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...けだし近時英国の碩学(せきがく)スペンサー氏の万物の追世化成の説を祖述し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...一代の碩学アルベルトゥス・マグヌス(大アルベルトゥス)や理想家のカンパネラやの名を忘れてはならぬ*...
戸坂潤 「科学論」
...現に氏は帝国学士院会員で一代の碩学たる学界公認の人物ではないか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...希臘語(ギリシャご)を解しプレートーを読んで一代の碩学(せきがく)アスカムをして舌を捲(ま)かしめたる逸事は...
夏目漱石 「倫敦塔」
...有名なる碩学(せきがく)が政壇に上りて人に笑われたるの例もあり...
福沢諭吉 「学問の独立」
...終身年金を贈っていずれもこの碩学を優遇した...
穂積陳重 「法窓夜話」
...わずかに六十年足らぬ間に当時の碩学が今日の阿呆と見えるようになったのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...碩学高僧真面目にこれを禦(ふせ)ぐ法を論ぜしもの少なからず...
南方熊楠 「十二支考」
...仏門の碩学(せきがく)たちに話をすれば...
柳田国男 「海上の道」
...あっぱれ碩学(せきがく)とおなりあるようにと……...
吉川英治 「親鸞」
...阿闍梨(あじゃり)や碩学(せきがく)たちは...
吉川英治 「親鸞」
...一山の大徳や碩学(せきがく)と...
吉川英治 「親鸞」
...有力な檀徒(だんと)や碩学(せきがく)が...
吉川英治 「親鸞」
...そこらにざらにあるいわゆる碩学(せきがく)とは断じてちがう...
吉川英治 「親鸞」
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