...一人の碩学(せきがく)がある...
高村光太郎 「触覚の世界」
...これを具備した人にして始めて碩学(せきがく)の名を冠するに足らんか...
寺田寅彦 「知と疑い」
...中井碩翁が邸址から移し来ったという石の井筒も打棄てられたまま...
永井荷風 「百花園」
...当代の碩学(せきがく)森鴎外(もりおうがい)先生の居邸(きょてい)はこの道のほとり...
永井荷風 「日和下駄」
...清末の碩儒(せきじゅ)で...
中島敦 「斗南先生」
...碩学(せきがく)ナブ・アヘ・エリバはこれを聞いて厭(いや)な顔をした...
中島敦 「文字禍」
...中野碩翁の気に入りの植木屋平作の手を通して碩翁に近づき...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...ウィーンの碩学(せきがく)ワッテルロート教授...
野村胡堂 「楽聖物語」
...碩学(せきがく)としての存在になっていた...
野村胡堂 「胡堂百話」
...終身年金を贈っていずれもこの碩学を優遇した...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「元碩」は玄碩に作るべきで...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...妹秀は長谷川町(はせがわちょう)の外科医鴨池道碩(かもいけどうせき)に嫁した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...鉄は優善の養父矢島玄碩(げんせき)の二女である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...呉冒碩についたという篆刻は立派な腕前...
山本笑月 「明治世相百話」
...歴史上の碩学(せきがく)や英雄を無数に生んだ功績は大したものではありませんか...
与謝野晶子 「産屋物語」
...議郎(ぎろう)呉碩(ごせき)などとあって...
吉川英治 「三国志」
...いでやすぐさまお越しあれ、一味のものは早、馬を寄せて、門前にお待ちもうしておりますぞ)――誰かと見まわせば、血詔(けっしょう)を奉じて、密盟に名をつらねている一味の王子服(おうじふく)、輯(ちゅうしゅう)、呉碩(ごせき)、呉子蘭(ごしらん)などの人々だった...
吉川英治 「三国志」
...一山の碩学(せきがく)...
吉川英治 「新書太閤記」
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