...山々峰々が碧瑠璃の虚空へ宛然(さながら)定規など置いたように劃然と際立って聳えて見える...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...正岡君が虚子君や碧梧桐君に向って...
伊藤左千夫 「子規と和歌」
...山肌は紺碧に群山を抽いてそびえ立つてゐる...
今井邦子 「伊那紀行」
...碧童がやりこめられてゐるのもをかしかつたが...
小穴隆一 「二つの繪」
...殊に当時ホトトギス誌上には碧梧桐君が其記事を書いたので私は何も書かなかった...
高浜虚子 「富士登山」
...階(きざはし)高く整然と碧(みどり)赭(あか)青の甍(いらか)とりどりに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...夜は碧巌録を読む...
種田山頭火 「其中日記」
...それは碧巌録のやうである...
種田山頭火 「其中日記」
...碧瑠璃(へきるり)になる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...山上より西に地中海の寸碧(すんぺき)を見る...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...(ホトヽギス三十二年七月号碧子の俳句評釈の文中摘記)僕は子規子に対して...
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...がこの変調は一時的のもので、碧、虚二氏も再び五七五調に立戻ってそれで子規氏の生前はそのままであったのだ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...誰しもその金碧燦爛たる裝飾に首を傾げないではゐられないだらう...
野上豐一郎 「聖ロヨラ」
...碧(あを)い單衣(ひとへ)に赤い帶も印象的ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それはいつか旅で見上げた碧空のように美しかった...
原民喜 「美しき死の岸に」
...ツルクシダイコまた単にツルクシともいうは乾大根のことである(愛知県碧海(あおみ)郡誌)...
柳田國男 「食料名彙」
...碧落(へきらく)の十方...
吉川英治 「剣の四君子」
...力をこめて碧空(あおぞら)へ投げあげたかと思うと...
吉川英治 「神州天馬侠」
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