...山本碧葉、余を見て、座に延く...
大町桂月 「中野あるき」
...またある時は草稿を三分四分して碧虚なども一部分を見るもよろしからん...
高浜虚子 「子規居士と余」
...私はその深碧の色を神祕な...
高濱虚子 「二百二十日」
...殊に当時ホトトギス誌上には碧梧桐君が其記事を書いたので私は何も書かなかった...
高浜虚子 「富士登山」
...くっきりと濃い海碧(あお)色を背景にして...
モーリス・ルヴェル 田中早苗訳 「或る精神異常者」
...空も深々と碧(あお)み渡っていた...
徳田秋声 「黴」
...彼はつゆ草の其れに優(ま)した美しい碧色を知らぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...他は菅笠(すげがさ)のような容(なり)をして濃碧の色くっきりと秋空に聳えて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...碧梧桐氏や虚子氏も俳句の外この写生文をも盛んに作って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...樺の山際と碧空とが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...海の紺碧との調和が譬えようもなく美しい...
野上豊一郎 「エトナ」
...ほかに「碧(あお)きドナウ」を歌ったのや...
野村胡堂 「楽聖物語」
...斑(まだら)に碧血に染められた顔を半分程も隠して居るのです...
野村胡堂 「十字架観音」
...或は昔し脚下に碧波を見る海沿ひであつたにせよ...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...太陽にむかって碧(あお)い眼をあけていた...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...碧梧桐と数へて来ても...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...ほどなく金碧(きんぺき)光り耀(かがや)く常世(とこよ)の浜に到着した...
柳田国男 「海上の道」
...彼らの碧(あお)い眼には...
吉川英治 「新書太閤記」
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