...洪大尉の石碣(せきけつ)を開いて一百八の魔君を走らせしも恐らくはこう言う所ならん...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...六朝碑碣の拓本もいいし...
高村光太郎 「書をみるたのしさ」
...恩人乃木将軍が其名を書いてくれた墓碣(ぼかつ)が故山に建てられた明治四十二年十二月小説寄生木が世に出た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...わが東京の市内に残りし古碑断碣(だんけつ)...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...満地の墓碣(ぼけつ)の間にただ二人だけが...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたくしの知る所は只松崎慊堂(かうだう)の墓碣銘(ぼけつめい)のみである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...頼山陽の銘を刻した墓碣(ぼけつ)の立てられたのは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...松崎慊堂(かうだう)の碣銘(けつめい)に曰く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...独り嶺松寺の墓碣(ぼけつ)のみではなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是(ここ)においてかつて親しく嶺松寺中(ちゅう)の碑碣(ひけつ)を睹(み)た人が三人になった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...踪迹(そうせき)の尋ぬべからざるに至つた墓碣(ぼけつ)は...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...第五陳闌(ちんらん)の一軍は碣石(かっせき)へ...
吉川英治 「三国志」
...石碣村といやあ、わずか二日道、使いをやって、ひとつこれへ呼んでみましょうか」「来るものか、あの兄弟たちが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...水郷(すいごう)石碣村(せっかそん)のほとりに見られた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あっしどもの漁場としているこの石碣湖(せっかこ)なンてえのは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...石碣村(せっかそん)の阮(げん)ノ三兄弟の家で落ち合い...
吉川英治 「新・水滸伝」
...石碣村(せっかそん)といやあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こいつを石碣村(せっかそん)の街道口まで持って行って...
吉川英治 「新・水滸伝」
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