...怎(どう)した錯誤(あやまり)からか港内に碇泊した儘沈沒した時で...
石川啄木 「病院の窓」
...ところが碇氏はそうでなくて...
海野十三 「断層顔」
...そうか碇曳治は密航者なんだ...
海野十三 「断層顔」
...彼は待ちかねていた木田と碇の事件の結末を知りたいと伯父にいった...
海野十三 「断層顔」
...碇泊所から決して目を留められないようにするために...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それで私は船に乗っている人たちは島をぐるりとって碇泊所へ戻って行こうとしているのだろうと思った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...三十ロッドばかりはなれて四十フィートの水に碇(いかり)をおろし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...碇泊船の灯...
林不忘 「安重根」
...碇を下ろして皆端艇へ移る...
寺田寅彦 「高知がえり」
...碇山将曹は、四ツ本の差出した書面を見ていた...
直木三十五 「南国太平記」
...浪人を、十人余り集めて、網を張り、引っかかったら、引縛(ひっくく)るか、斬るか――のう平」「四ツ本、斬れるか」「只今も、それで、面目を失いました」「はははは、碇殿も、流行唄は上手だが、この方は、一向でのう」と、平は、四ツ本の頭を打つ真似をした...
直木三十五 「南国太平記」
...大湊(おおみなと)へ碇(いかり)を卸(おろ)した十六反(たん)の船がありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...碇(いかり)を下ろしては...
中里介山 「大菩薩峠」
...大概港ノ中ニ碇ヲ降シテヰルノデ危険ノ憂ヒハナイガ...
牧野信一 「淡雪」
...船は沖に碇泊して...
山之口貘 「野宿」
...碇(いかり)を下ろしている...
吉川英治 「新書太閤記」
...埠頭に碇泊(ていはく)している船舶のマストにセイラーが双眼鏡をもってよじ登っていた...
吉行エイスケ 「スポールティフな娼婦」
...すでにそこに一隻のポルトガル船が碇泊していた...
和辻哲郎 「鎖国」
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