...たった二時間しか碇泊しない船へ帰る途中...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...交川博士殺しの嫌疑で碇曳治を要急逮捕に向ったところ...
海野十三 「断層顔」
...たいへんたいへん」「たいへんとは?」「港内に碇泊(ていはく)している例のエンプレス号が突然火を出したのです...
海野十三 「地中魔」
...船は六月三日の朝早く碇をあげた...
大杉栄 「日本脱出記」
...碇泊所を東で外海と分っている例の砂の出洲(です)を下って行って...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...碇泊所は二百フィートから三百フィートまでの高さの高原で画られていて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...眠らなければならないと言つては碇泊し...
田山花袋 「朝」
...君は數丁沖合に碇泊中の鰹船に一人泳ぎ着いて...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...下檢分旁々二十五日を碇泊...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...碇山将曹(いかりやましょうそう)が「何んと――京で辻君...
直木三十五 「南国太平記」
...海の方にも碇泊船(ていはくせん)の燈影(ほかげ)が星のようにあった...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...傾(か)しぎかげんにどっしりと碇泊していて...
久生十蘭 「だいこん」
...セピラの峠の上に敵艦の碇泊(ていはく)を認めましたので...
宮沢賢治 「烏の北斗七星」
...此夜手城(てしろ)沖碇泊...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...碇関(いかりがぜき)や...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...酒手を別にモウ五十両出す……」玄海丸は思い切って碇(いかり)を抜いた...
夢野久作 「名娼満月」
...六時に碇(いかり)は抜かれ候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...二日間碇泊して漁獲に努めた...
和辻哲郎 「鎖国」
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