...しょっ中碇を下しているように思われる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...怎(どう)した錯誤(あやまり)からか港内に碇泊した儘沈没した時で...
石川啄木 「病院の窓」
...「……碇さんのお宅ですね...
海野十三 「断層顔」
...彼は待ちかねていた木田と碇の事件の結末を知りたいと伯父にいった...
海野十三 「断層顔」
...ゼムリヤ号は沖合に碇泊し...
海野十三 「地球発狂事件」
...「僕はキッド船長の碇泊所へは戻らない...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...しかしまたこの碇泊所が穏かなところであることを私たちに示していた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...キッド船長の碇泊所へ注いでいる川の中の一番東にあるのが自分の左手にある二つ峯の山から流れ出ていることを思い出したので...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...三十ロッドばかりはなれて四十フィートの水に碇(いかり)をおろし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...浪人を、十人余り集めて、網を張り、引っかかったら、引縛(ひっくく)るか、斬るか――のう平」「四ツ本、斬れるか」「只今も、それで、面目を失いました」「はははは、碇殿も、流行唄は上手だが、この方は、一向でのう」と、平は、四ツ本の頭を打つ真似をした...
直木三十五 「南国太平記」
...筋向うの碇床(いかりどこ)に居たんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...碇床の店先に立ちました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...揚子江(ようすこう)に碇泊(ていはく)しているわが駆逐艦の上を飛んだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...船はいつも夜あけの明星が影を沈める時刻に碇を巻くのがならひである...
牧野信一 「船の中の鼠」
...尾の所に三本の鋭き鉤が碇形(いかりがた)についてゐる...
正岡子規 「病牀六尺」
...そこに幾日でも碇泊(ていはく)するというようにして行けば行けるのである...
柳田国男 「海上の道」
...二碇ヶ関まではずいぶん山道を歩く...
吉川英治 「鬼」
...適当な寄港地へ碇泊を緊急に求めているのだった...
吉川英治 「随筆 新平家」
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