...ある日河合と松平とは例(いつも)のやうに碁を打つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...やはり碁を打っているうちについおもしろ味が増して...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...祖父はいつも碁ばかりうっており...
豊島与志雄 「同胞」
...私達は何度か彼の家で碁会をやった...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...それが何の碁なんぞと云った風の軽蔑(けいべつ)または無頓着(むとんじゃく)を示していないのですから...
夏目漱石 「行人」
...きっと碁なんぞ打っていられないという気分に襲われると予知していたのです...
夏目漱石 「行人」
...碁盤の上へ奈良の大仏を据(す)え付けたようなもので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...お隣の宗七さんと今晩は碁(ご)でも打たうか――と話して居たところで」佐吉に紹介されると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小唄も碁(ご)將棋(しやうぎ)もやらないかはりに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから寺本さんと碁(ご)が始まつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「拙者と浪太郎殿は碁を打つて居たのだ――お竹もそれを見て居る」「相談づくなら獨碁(ひとりご)を打つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...碁が強いくせに、わざと旦那に負けて御機嫌をとるような人ですから」「すると怪しくない人間は無いじゃないか」「奇月宗匠位のものでしょうよ」「そう言うお前は?」「まァ」お峰はサッと顔色を変えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ソコデ私は中々囲碁が強いように見えて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...圓生の手の白い碁石が小圓太のほうへ投げつけられていた...
正岡容 「小説 圓朝」
...……碁は日昏れに及んだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...負け碁となったが...
吉川英治 「三国志」
...碁(ご)の上手な...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...碁など一向に知らん』『でも...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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