...ファラデーがこの際作った鉛の硼硅酸塩ガラスがある...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...硫酸、亞硫酸、鹽素、鐵、硅酸、アルミニウム、カルシウム、を含有せり、砒素、鉛、銅の三者は存在せず五酸化燐及び酸化カリウムは多少存在せるも、肥料として價値なしと...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...三そこにゐる硅藻土を採る人達はかれ等の出かけて行つたのをめづらしがつて...
田山録弥 「モウタアの輪」
...硅藻土を奥から遠く運んで来るトロコのレイルが敷かれてあつて...
田山録弥 「モウタアの輪」
...その時分には誰もやつて来るものもなく硅藻土を運搬する船さへやつて来なくなつて...
田山録弥 「モウタアの輪」
...まるで硅石(けいせき)か何かのやうで...
中原中也 「在りし日の歌」
...天の子供(こども)らは夢中(むちゅう)になってはねあがりまっ青(さお)な寂静印(じゃくじょういん)の湖の岸硅砂(きしけいしゃ)の上をかけまわりました...
宮沢賢治 「インドラの網」
...何故(なぜ)場所によって味が違うというのに鮎の食物たる硅藻(けいそう)の種類が違いまたその多い処(ところ)と少い処とで違うからです...
村井弦斎 「食道楽」
...硅藻の事を俗にアカと申しますが一番上等なのは極くの清流に大きなカブラ岩が沢山あってその岩が極く緻密な質で滑(なめら)かだと青アカといって極く細かい柔(やわらか)い硅藻が附きます...
村井弦斎 「食道楽」
...粗質な岩には俗にマグソアカという褐色の硅藻が附きます...
村井弦斎 「食道楽」
...三日も四日も大雨が降り続いて大水が出て岩に附(つい)ている硅藻を押し流してしまうとその後五...
村井弦斎 「食道楽」
...といって二十日も一月も晴天が続くと川の水が減少して鮎の住(す)み場(ば)が狭(せま)くなりますのに硅藻が余(あま)り生長(せいちょう)し過(すぎ)て硬(こわ)くなりますから鮎はやっぱり餌に飢て味が悪くなります...
村井弦斎 「食道楽」
...硅藻も野菜と同じように発生(はえ)たばかりの若芽が柔くて美味(おいし)いのでその若芽を充分に食(たべ)た鮎が最も肥えているので漁夫仲間では新しい硅藻の事を新アカと申します...
村井弦斎 「食道楽」
...硅藻のない事があります...
村井弦斎 「食道楽」
...友釣で漁った鮎は腹の中に硅藻が沢山あります...
村井弦斎 「食道楽」
...殊(こと)に居着(いつき)の鮎は乗込(のりこみ)の鮎よりも沢山硅藻を食べています...
村井弦斎 「食道楽」
...関東州に資料の硅石が豊富にあること...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...この工場は特に硅石を粉末とする機械から白濛濛たる繊塵を飛揚する所である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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