...破産者に対する返済免除の制度がある...
...父親が破産者になってから、家計が苦しくなった...
...彼は実業家であったが、破産者となってしまった...
...破産者の個人情報は公表されない...
...更に最(も)う一つ加えると極めて常識に富んだ非常識な人――こういう矛盾だらけな性格破産者であって...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...僕の方はお銭(あし)をさしあげるだけの材料を得たことになります」「……あたしは性格破産者なのです...
海野十三 「深夜の市長」
...破産者もしくは閉店者を続出せしめて居るのでありますから...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...二階の私の部屋で、しばらく話をして、やうやく馴れて来たころ、新田は笑ひながら、実は、もう二、三人、僕の仲間がありまして、皆で一緒にお邪魔にあがるつもりだつたのですが、いざとなると、どうも皆、しりごみしまして、太宰さんは、ひどいデカダンで、それに、性格破産者だ、と佐藤春夫先生の小説に書いてございましたし、まさか、こんなまじめな、ちやんとしたお方だとは、思ひませんでしたから、僕も、無理に皆を連れて来るわけには、いきませんでした...
太宰治 「富嶽百景」
...立派な性格破産者であつたから...
徳田秋聲 「和解」
...一種の性格破産者のもつインチキ性であるが...
戸坂潤 「読書法」
...彼はすでに破産者になっているだろう――狼狽と擾乱(じょうらん)と滅亡とそして眼には見えない悲惨との犠牲者になっているだろう……二重の復讎(ふくしゅう)になって……」「よし給え...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...破産者のように人を避ける様子とソロモンの賛歌のような歓喜とを一つにするという...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...四十四破産者の笑いそのもののうつろな笑いのうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...かつて親類の破産者からそれを借金の抵当(かた)に取った細君の父は...
夏目漱石 「道草」
...人に訊かれたら雲助の真似(まね)をしろ」性格の破産者と信用の破産者...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...この人格の破産者は...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...佐野屋正兵衛は贅沢(ぜいたく)が嵩(こう)じた性格の破産者には違いありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...といふよりはむしろ(他の破産者と同じく私も非難の一半を惡運と不幸な環境に歸したいので)突込まれたのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私は落ちぶれ破産者になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...破産者で、逃亡者だぞ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...奴は恥さらし者や破産者を追い詰めて逃がさない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...想ひをいとも「花やかなる武士道」の世界に馳せつゞけてゐた破産者であつた...
牧野信一 「鬼の門」
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