...紙風船を破く前に帰れよと喚(わめ)きたてた...
海野十三 「柿色の紙風船」
...普通の人から来た普通の手紙として破くに忍びなかった妻の心を色々と想像して...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...それに不漁(しけ)が続くやら網を破くやらで活計(くらし)も段々困難になって来るので...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...殊に訃報は直ちに破くのであるが...
中原中也 「逝ける辻野君」
...乱破くずれの小伜に抱かれているときは...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...破くにも当らない...
牧野信一 「若い作家と蠅」
...ただ気にいらないからで破くという法がありますか...
山本周五郎 「おれの女房」
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