...玉の砧(きぬた)を...
泉鏡花 「歌行燈」
...謡の「砧(きぬた)」に取材したものですが...
上村松園 「砧」
...その熱心さにひかされて砧を部屋の中にしつらえ二人で互に打つというのが謡「砧」の筋ですが...
上村松園 「砧」
...砧は黒漆が塗ってあるもので...
上村松園 「砧」
...ところがさて実際砧を聞いていると...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...鉄砧(かなしき)の上に落ちる金槌(かなづち)のとんちんかんな踊り...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...――刈り込まざる髯!棕櫚箒(しゅろぼうき)を砧(きぬた)で打ったような髯――この気魄(きはく)は這裏(しゃり)に磅(ほうはく)として蟠(わだか)まり瀁(こうよう)として漲(みなぎ)っている...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...「砧(きぬた)青磁の香爐を持って参れ...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...砧家は浮ぶ瀬はない」「――」平次の疑(うたが)ひもそれだつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...霞ヶ關御屋敷に參上するところであつた」砧右之助の言葉は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...砧右之助に渡してやるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「砧右之助覚悟ッ」閃(ひらめ)く匕首(あいくち)の下に身を翻(ひるがえ)して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十月五日(水曜)東京映画撮影所から九時半に砧へ来いとの電話あり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...別の車を雇って砧村へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...砧へ行き、二時頃セット入り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十一月三十日(木曜)八時すぎに砧へ向ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...梅遠近(おちこち)南(みなみ)すべく北すべく閑古鳥寺見ゆ麦林寺とやいふ山人は人なり閑古鳥は鳥なりけり更衣(ころもがえ)母なん藤原氏(うじ)なりけり最も奇なるはをちこちをちこちと打つ砧(きぬた)かなの句の字は十六にして調子は五七五調に吟じ得べきが如き...
正岡子規 「俳人蕪村」
...公達(きんだち)に狐ばけたり宵の春飯盗む狐追ふ声や麦の秋狐火やいづこ河内(かわち)の麦畠麦秋(むぎあき)や狐ののかぬ小百姓秋の暮仏に化る狸かな戸を叩く狸と秋を惜みけり石を打(うつ)狐守る夜の砧かな蘭夕狐のくれし奇楠をん小狐の何にむせけん小萩原小狐の隠れ顔なる野菊かな狐火の燃えつくばかり枯尾花草枯れて狐の飛脚通りけり水仙に狐遊ぶや宵月夜怪異を詠みたる者...
正岡子規 「俳人蕪村」
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