...次に眞砥野(まとの)比賣の命...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...主人の北条時頼(ほうじょうときより)も、見るに見かねて、「おい、青砥...
太宰治 「新釈諸国噺」
...むかし青砥左衛門尉藤綱(あおとさえもんのじょうふじつな)さまが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...おつぎは鍋(なべ)をいつも磨(みが)いて居(ゐ)る砥石(といし)の破片(かけ)で氷(こほり)を叩(たゝ)いて見(み)た...
長塚節 「土」
...第一には大道砥(だいどうと)のごとしと...
夏目漱石 「坑夫」
...青砥と徳山がゐるので行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ビクターの青砥道雄...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それでも夢中になつて書くには書いたが読み返すといつも全身が砥石にかかつたやうな堪らぬ冷汗にすり減つた...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...遂に天和二年大阪思案橋際荒砥屋版の大本八冊を三十二円で買つた...
宮武外骨 「骨董品化した古珍書」
...板に鉋をかける機械や大きな欅の丸木を荒挽(あらびき)する機械や上下の車輪に張り渡されて非常な速さで廻転してゐる鋭利なリボン鋸や水車のやうに廻転してゐる車鋸や鋸の歯を一本々々金剛砂砥(こんがうしやと)で研(みが)いてゐる人間よりも巧妙なる機械やを私は一つとして感心せないで見ることは出来なかつた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...砥(といし)のように白い道路の上に...
室生犀星 「幻影の都市」
...砥草はまとめて植ゑるよりも斑に七八本づつ乱して置く方がいいことを冬に入つてから知つた...
室生犀星 「冬の庭」
...こう衣(きぬ)は砥粉に塗れてもなかなかにうれしいぞイ...
山田美妙 「武蔵野」
...それともあまりながびくのが不安で自分をためすために砥石に向ってみたのだろうか...
山本周五郎 「柳橋物語」
...「つまりその砥石(といし)の上で刃物の柄(え)を撞着(どうづ)いて...
夢野久作 「巡査辞職」
...葉の間を真直に伸びている砥のような路...
横光利一 「欧洲紀行」
...幸福を砕き去る荒砥(あらと)ならず...
與謝野寛 「失楽」
...藩の湧井(わくい)半太夫と青砥(あおと)弥助をふいに訪ねた...
吉川英治 「無宿人国記」
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