...儂は種々砕心粉骨(さいしんふんこつ)すといえども...
福田英子 「妾の半生涯」
...砕心してやまなかった...
正岡容 「小説 圓朝」
...それを春団治こそは寝食を忘れ、粉骨砕心し、粒々辛苦の結果、たとへば額とか、膝ツ小僧とか、肩のどの線とか、親指と人さし指の間とか、全くおもひもおよばざるところに哄笑爆笑の爆発点を発見し、遮二無二、その一点を掘り下げていつた大天才であつたとおもふ...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...労資一丸となつて「生」を愉しむ江戸民族の主張を現世に実践されむと多年泣血砕心してゐられる久良伎翁にサボタージュ呪咀のこの句が生れたは当然だらう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...さりながら此らの小庭は元より庭園法に協つたものでもなければまた庭造りが砕心の製作にかゝるものでもない...
正岡容 「寄席風流」
便利!手書き漢字入力検索