例文・使い方一覧でみる「砕」の意味


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...空しく月をいて流るるもいとすが/\し...   空しく月を砕いて流るるもいとすが/\しの読み方
大町桂月 「月譜」

...文部大臣の森有礼を暗殺した西野文太郎の墓石をいてその一片(ひとかけ)を懐にして行くのである...   文部大臣の森有礼を暗殺した西野文太郎の墓石を砕いてその一片を懐にして行くのであるの読み方
高村光太郎 「回想録」

...堅さうな骨は噛みいてやつてから...   堅さうな骨は噛み砕いてやつてからの読み方
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」

...水谷壺の大きな愛によるものであつた...   水谷砕壺の大きな愛によるものであつたの読み方
富澤赤黄男 「天の狼」

...丁度その時又涙がぽたりと落ちて皿の中でけた...   丁度その時又涙がぽたりと落ちて皿の中で砕けたの読み方
豊島与志雄 「蠱惑」

...静かな余波が二人の足下にけていた...   静かな余波が二人の足下に砕けていたの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...彼の心は紛された……...   彼の心は紛砕された……の読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...子爵なんかが――なお子爵などというものがあるとすれば――トーマとかピエールとかジャックとかいうけた名前をつけることは珍しくはない...   子爵なんかが――なお子爵などというものがあるとすれば――トーマとかピエールとかジャックとかいう砕けた名前をつけることは珍しくはないの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...この二者は和歌の貴族的なるをいて平民的に自由ならしめたるに外(ほか)ならず...   この二者は和歌の貴族的なるを砕いて平民的に自由ならしめたるに外ならずの読み方
永井荷風 「江戸芸術論」

...また自分の腰がグタグタとけて...   また自分の腰がグタグタと砕けての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...どこかの羽目を踏みいても飛出したであろうが...   どこかの羽目を踏み砕いても飛出したであろうがの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...人知の粉のすぐあとに来たものは...   人知の粉砕のすぐあとに来たものはの読み方
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」

...パパパパパチッと爆竹がけた...   パパパパパチッと爆竹が砕けたの読み方
正岡容 「寄席」

...『千一夜譚(サウザンドナイツ・エンド・ア・ナイト)』に海商シンドバッド一友と樹に上り宿すると夜中大蛇来てその友を肩から嚥(の)みおわり緊(きび)しく樹幹を纏(まと)うて腹中の人の骨くる音が聞えたと出で...   『千一夜譚』に海商シンドバッド一友と樹に上り宿すると夜中大蛇来てその友を肩から嚥みおわり緊しく樹幹を纏うて腹中の人の骨砕くる音が聞えたと出での読み方
南方熊楠 「十二支考」

...第二十三 き肉のサンドイッチ牛肉の料理が残った時そのまま薄く切って前の通りな料理に致しても構いませんが...   第二十三 砕き肉のサンドイッチ牛肉の料理が残った時そのまま薄く切って前の通りな料理に致しても構いませんがの読み方
村井弦斎 「食道楽」

...見渡す限りの黒土原……ヴェルダンの光焔……轟音(ごうおん)……死骸の山……折れけた校庭の樹列……そうしてあの美しい候補生……等々々も皆...   見渡す限りの黒土原……ヴェルダンの光焔……轟音……死骸の山……折れ砕けた校庭の樹列……そうしてあの美しい候補生……等々々も皆の読み方
夢野久作 「戦場」

...お菓子の石のような灰白色の島が波に噛みかれているのが眼についた...   お菓子の石のような灰白色の島が波に噛み砕かれているのが眼についたの読み方
横光利一 「旅愁」

...「――すぐ取囲んで、何者ぞと、取糺(とりただ)しましたところ、頭目らしき真っ先の男がいうには――自分ことは、黄祖の手下で、甘寧(かんねい)字(あざな)を興覇(こうは)とよぶ者であるが、もと巴郡(はぐん)の臨江に育ち、若年から腕だてを好み、世間のあぶれ者を集めては、その餓鬼大将となって、喧嘩を誇り、伊達(だて)を競い、常に強弓、鉞(まさかり)を抱え、鎧を重ね、腰には大剣と鈴をつけて、江湖を横行すること多年、人々、鈴の音を聞けば……錦帆(きんぱん)の賊が来たぞ!錦帆来(きんぱんらい)! と逃げ走るのを面白がって、ついには同類八百余人をかぞうるに至り、いよいよ悪行を働いていたなれど、時勢の赴くを見、前非を悔いあらため一時、荊州に行って劉表(りゅうひょう)に仕えていたけれど、劉表の人となりも頼もしからず、同じ仕えるなら、呉へ参って、粉骨身、志を立てんものと、同類を語らい、荊州を脱して、江夏まで来たところが、江夏の黄祖が、どうしても通しません...   「――すぐ取囲んで、何者ぞと、取糺しましたところ、頭目らしき真っ先の男がいうには――自分ことは、黄祖の手下で、甘寧字を興覇とよぶ者であるが、もと巴郡の臨江に育ち、若年から腕だてを好み、世間のあぶれ者を集めては、その餓鬼大将となって、喧嘩を誇り、伊達を競い、常に強弓、鉞を抱え、鎧を重ね、腰には大剣と鈴をつけて、江湖を横行すること多年、人々、鈴の音を聞けば……錦帆の賊が来たぞ!錦帆来! と逃げ走るのを面白がって、ついには同類八百余人をかぞうるに至り、いよいよ悪行を働いていたなれど、時勢の赴くを見、前非を悔いあらため一時、荊州に行って劉表に仕えていたけれど、劉表の人となりも頼もしからず、同じ仕えるなら、呉へ参って、粉骨砕身、志を立てんものと、同類を語らい、荊州を脱して、江夏まで来たところが、江夏の黄祖が、どうしても通しませんの読み方
吉川英治 「三国志」

「砕」の読みかた

「砕」の書き方・書き順

いろんなフォントで「砕」

「砕」の英語の意味

「砕なんとか」といえば?   「なんとか砕」の一覧  


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魑魅魍魎   お引摺り   茫乎  

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