...粉微塵(こなみじん)に砕けてしまった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...静かに平和に世はおさまりて土はその収穫を稔れよと鶴嘴と鋤とに打砕かるることもなかりき...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...闇(く)らき波の白く砕けて岸に咆(ほ)ゆる有様がいい知れぬ快感を惹(ひ)き起して...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...車輛を洗ふかと許り岸辺の岩に砕くる波の徂徠(ゆきき)...
石川啄木 「雪中行」
...砕いて切っても棄(す)てたいような御容子(ごようす)が...
泉鏡花 「悪獣篇」
...この光、ただに身に添うばかりでなく、土に砕け、宙に飛んで、翠(みどり)の蝶(ちよう)の舞うばかり、目に遮るものは、臼(うす)も、桶(おけ)も、皆これ青貝摺(あおがいずり)の器(うつわ)に斉(ひとし)い...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...アッツ玉砕の報を聞かずとも...
太宰治 「散華」
...何もかも移り変って行ってしまっている中に――ことに震災以後は時には廃址になったかとすら思われるくらいに零砕(れいさい)に摧残(さいざん)されている光景の中にそうした遠い昔の静けさが味わわれるということは...
田山花袋 「日本橋附近」
...この船の横腹にどうと当って砕けたからです...
中里介山 「大菩薩峠」
...クワルツ土の結晶が砕けてランプの光に映じ...
久生十蘭 「地底獣国」
...氷をうち砕いて汲みあげたトウベツ川の水――酒好きには...
本庄陸男 「石狩川」
...傍らにあった鉄棒を取り上げて一撃の下に火夫の頭を打ち砕いた...
牧逸馬 「運命のSOS」
...近松門左の『嫗山姥(こもちやまうば)』二に荻野屋の八重桐一つ廓の紵巻(おだまき)太夫と情夫を争う叙事に「大事の此方(こなた)の太夫様に負を付けては叶うまい加勢に遣れと言うほどに……彼処では叩き合い此処では打ち合い踊り合い……打ちめぐ打ち破る踏み砕く...
南方熊楠 「十二支考」
...巨人知らず闇中(あんちゅう)鉄棒もて縫工を打ち殺さんとして空しく寝床を砕く...
南方熊楠 「十二支考」
...砕片の光は畳の目にあってそれをたしかに指先に拾ったはずなのに...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...その危機一髪の戦いに肉弾となって砕けた勇敢なる死骸は……見ろ……汝等の背後にあの通り山積しているのだ...
夢野久作 「戦場」
...砕けて白く散るもあり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...まっ白なギヤマンの破片(かけら)! あの大鏡がみじんになって砕け...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
