...石質の建材を使って家を建てる...
...地下鉄のトンネル工事で、石質の地層を掘り進めていく...
...石質の彫像が公園に置かれている...
...石質の床には床暖房が適していない...
...石質の食器には釉薬が塗られている...
...・お経あげてお米もらうて百舌鳥ないて露草が露をふくんでさやけくも・一りん咲けるは浜なでしこ・鵜しきりに啼いて何を知らせる・われとわれに声かけてまた歩き出す・はてしない海を前にして尿する・吠えつゝ犬が村はづれまで送つてくれた殺した虫をしみ/″\見てゐる腰をかける岩も私もしつとり濡れて・けふも濡れて知らない道を行く穴にかくれる蟹のうつくしさよ・だるい足を撫でては今日をかへりみる暗さおしよせる波がしら交んだ虫で殺された霽れてはつきりつく/\ぼうし此附近の風景は土佐海岸によく似てゐる、たゞ石質が異る、土佐では巨巌が立つたり横は(マヽ)つたりしてゐるが、こゝではまるで平石を敷いたやうな岩床である、しかしおしよせ、おしよせて、さつと砕け散る波のとゞろきはどちらも壮快である、絶景であることには誰も異論はなからう...
種田山頭火 「行乞記」
...此種の石器夥多(あまた)の中には石質美麗(せきしつびれい)...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...他の地方に於ける他の石質(せきしつ)に付いても同樣の事を云ふを得べし...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...それを立てつづけにお銀様は、多くの石刷や、絵像や、堂塔の図面の類を持ち出し、石質がこうの、台座がああの、飾(かざ)り文(もん)はこれを参酌しろのと、あらゆるものを老石工に向って押しつけてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...同時に巌石と巌石の形を成している石質の由来を弁信が勘で言い当てました...
中里介山 「大菩薩峠」
...其の石質の白味のある硬玉であることから...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...この石(いし)の石質(せきしつ)を調(しら)べることによつて...
濱田青陵 「博物館」
...この円柱の石質はデオライトという極めて堅い石であって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...脆(もろ)い石質だとみえて石の面が殆(ほと)んど磨滅していて...
堀辰雄 「花を持てる女」
...手水鉢や神池の石質土質に従っていろいろと珍品奇種多きも...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...石質に赭みをふくんでゐるのも...
室生犀星 「京洛日記」
...石質が柔らかかつたが苔が美しかつた...
室生犀星 「故郷を辞す」
...石質では日本一と評する人もありますし...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...但(ただ)し「みそ」の多い位のものは石質がかえって堅いという...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...石質は大谷や立岩のものよりやや固く...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...色も青くかつ石質が一番堅い...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...石質鉄を含有するので...
柳宗悦 「野州の石屋根」
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