...渓川(たにがは)の石津瀬(いはつせ)はしる水音もあはれ...
石川啄木 「詩」
...石津右門の辞色(じしょく)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...世上の噂に偽りはない」「おだてちゃいけません」「実はこういうわけだ――」石津右門は語り出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石津右門等の藩というのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...明日はその絵図面を龍(たつ)の口(くち)に持参、公儀のお許しを願い出ようという時、棟梁の藤兵衛は、自分の引いた絵図面の中に気に入らないところがあるから、ほんのしばらく拝見したい――と、石津右門の渋るのも構わず末広町の自宅に持って帰り、一と晩止めて、ほんの少しばかり手を入れた上、翌(あく)る日は上屋敷に持参、家老石津右門と、用人大垣伊右衛門立会の上、開いて見ると、これが真っ赤な偽物、――奥州のお城の絵図面とは似も付かぬ、藤兵衛が江戸で請負をした、寺や屋敷の絵図面と変っていたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「それが解らぬ、なにぶん公儀へは御病気の御届が出ているくらいだから」「うんと脅しておやんなさいまし、殿様が江戸へ出ていらっしゃると、絵図面もたいてい戻ります」「何を申す、平次」「それから、ちょっと伺っておきますが、石津の旦那は、殿様の御一門でしょう」「遠い遠い血筋を引いている」「大垣の旦那は、奥方の叔父さんで?」「その通りだ」「お二人で一生懸命お国許の殿様御参府をお願いして御覧なさいまし」「毎度やっておるぞ」「今度は絵図面が紛失して、お家の安危に関わるから、断(た)って御出府を願いたいとおっしゃればいいんで――」「よしよし」石津右門は、さしたる自信もなくうなずきます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――石津右門といふのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...明日はその繪圖面を龍の口に持參、公儀のお許を願出ようと言ふ時、棟梁の藤兵衞は、自分の引いた繪圖面の中に氣に入らないところがあるから、ほんの暫らく拜見したい――と、石津右門の澁(しぶ)るのも構はず末廣町の自宅に持つて歸り、一と晩止めて、ほんの少しばかり手を入れた上、翌る日は上屋敷に持參、家老石津右門と、用人大垣伊右衞門立合の上、開いて見ると、これが眞つ赤な僞物、――奧州のお城の繪圖面とは似も付かぬ、藤兵衞が江戸で請負(うけおひ)をした、寺や屋敷の繪圖面と變つて居たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...公儀へ訴出るが何うだ――といふ投手紙が飛び込んだ」石津右門は斯う語り進みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石津右門はホツと溜息を吐きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「曲者の見當も付かぬと言ふのか」石津右門と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「見當は付いて居ります」「誰ぢや」と石津右門...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石津(いしづ)さんの御主人といふ殿樣は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何分公儀へは御病氣の御屆が出て居る位だから」「うんと脅(おど)しておやんなさいまし、殿樣が江戸へ出てゐらつしやると、繪圖面も大抵戻ります」「何を申す、平次」「それから、一寸伺つて置きますが、石津の旦那は、殿樣の御一門でせう」「遠い/\血筋を引いてゐる」「大垣の旦那は、奧方の叔父さんで?」「その通りだ」「お二人で一生懸命お國許の殿樣御參府をお願ひして御覽なさいまし」「毎度やつて居るぞ」「今度は繪圖面が紛失(ふんしつ)して、お家の安危に關(かゝ)はるから、斷(た)つて御出府を願ひたいと仰しやればいいんで――」「よし/\」石津右門は、さしたる自信もなくうなづきます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上屋敷の石津右門を訪ねて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石津右門も舌(した)を卷いた樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...達ちゃんは石津隊の本部付の側車です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...達ちゃんと同じ石津隊のひとが(同日に出た人)先日かえりました由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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