...役の小角が葛城山へ石橋を架けようとして...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...石橋をたたいて渡るケチな用心深さも...
太宰治 「故郷」
...石橋様の……お亡くなりになりました石橋弥七郎様の...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...そこへ往こうか」二人は寺の前の石橋を渡って左の方へ歩いて往った...
田中貢太郎 「雨夜続志」
...その長の中にある二つの石橋を渡って往く...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...石橋の上に立った時...
外村繁 「澪標」
...その両側を流れる溝(どぶ)の水に石橋をわたし...
永井荷風 「里の今昔」
...電報は石橋の在へ出た後へついたのである...
長塚節 「開業醫」
...シャロットの入口に渡したる石橋に...
夏目漱石 「薤露行」
...二人は石橋を渡った...
夏目漱石 「三四郎」
...ヘンリ七世時代に掛けられた長い石橋を画面の中に取り入れて...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...血だらけの脇差(わきざし)が見付かりましたよ」「何處にあつたんだ?」「一石橋(いつこくばし)の下へ抛り込んだのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石橋の田村やが粉挽く臼の音さびしく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...また朝廷から詰問使が来た時二虎石橋を守り吼えてこれを郤(しりぞ)けた...
南方熊楠 「十二支考」
...石橋臥波氏輯『民俗』第三報へ拙考を出し置いた...
南方熊楠 「十二支考」
...徳次郎は一石橋まで歩いて辻駕籠(つじかご)をひろい...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...ツウルの大石橋(せきけう)を渡つて岸に沿ふて稍(やゝ)久しく上流の方へ駆けさせた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...石橋君はまあ、口が不自由だから気の毒でね、となると、あとは岸君、池田君というわけだろうが、どうです...
吉田茂 「私は隠居ではない」
便利!手書き漢字入力検索