...それは石橋(いしばし)の少(すこ)し先(さき)に...
芥川龍之介 「藪の中」
...間に水車の野川が横に流れて石橋の下へ落ちて...
泉鏡花 「怨霊借用」
...「一体石橋さんという人は...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...いずれも石橋家が焼けた後は...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...長吉はいつも巡査が立番(たちばん)している左手の石橋(いしばし)から淡島(あわしま)さまの方までがずっと見透(みとお)される四辻(よつつじ)まで歩いて来て...
永井荷風 「すみだ川」
...ここにおいてか無事石橋を歩むものの知らざる処を知る...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...治承四年八月に頼朝石橋山の合戦の時...
中里介山 「法然行伝」
...ことに細い石橋を渡って柳町(やなぎちょう)の通りへ出る間が非道(ひど)かったのです...
夏目漱石 「こころ」
...狂歌師には勝田諸持とその子福太郎と、室田鶴寿、石橋真国がある...
森鴎外 「細木香以」
...その橋は私の見ている間に石橋にかけ代えられたのでよく知っている...
柳田国男 「故郷七十年」
...蓮池に懸った石橋を渡って納骨堂の石段を登って行くときも...
横光利一 「旅愁」
...上石橋子から山麓に沿うて東南に行き...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...昨日の上石橋子へ直角に突き当る道を進んで行つた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...一にも二にも石橋を叩いて渡る主義の異論をとって...
吉川英治 「黒田如水」
...あの石橋(しゃっきょう)の欄干に腰かけて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「そこの石橋の彼方に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...石橋山でわしが着て戦ったあの破れ鎧のことよ...
吉川英治 「源頼朝」
...石橋君はまあ、口が不自由だから気の毒でね、となると、あとは岸君、池田君というわけだろうが、どうです...
吉田茂 「私は隠居ではない」
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