...八十八カ所の霊場である石手寺の参道には両側ともびっしりと乞食が坐っていたが...
伊丹万作 「映画と癩の問題」
...藤垂(た)れて今宵(こよい)の船も波なけん昭和十年四月二十六日石手寺(いしてじ)...
高浜虚子 「五百句」
...稲の花の咲いて居る東郊を漫歩して石手寺の辺まで歩いて行き...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...この太山寺と共に道後の温泉近くに石手寺(いしてじ)というのがある...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...前年神戸病院を退きて故郷に保養しつつありし際衰弱甚だしかりしがある日勇を鼓(こ)して郊外半里ばかりの石手寺(いしでじ)を見まひぬ...
正岡子規 「墨汁一滴」
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