...漱石山房(そうせきさんばう)の秋夜寒(よさむ)の細い往来(わうらい)を爪先上(つまさきあが)りに上(あが)つて行(ゆ)くと...
芥川龍之介 「東京小品」
...十七 夏目先生僕はいつか夏目先生が風流漱石山人になつてゐるのに驚嘆した...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...石山の奧には長く住んでゐたのであるが...
近松秋江 「湖光島影」
...石山氏は心を得ぬと云う顔をして...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...石山耕平から松月館へ来たのである...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...その間にお隣りの石山の伜が聟(むこ)にならうとしたり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...使用するのかね?」私は抱いている不審の答えを石山教授に求めた...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...荘園の人が石山へ行ってはじめて姫君の死は薫へ報じられたのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...甲谷は銭石山の視線が...
横光利一 「上海」
...」銭石山はお柳が二人の話にだんだん興味を無くし始めたのを感じたのであろう...
横光利一 「上海」
...少くとも石山あたりで起きていなければ...
横光利一 「旅愁」
...兵を石山寺にとどめて...
吉川英治 「私本太平記」
...前には難波(なにわ)の石山...
吉川英治 「新書太閤記」
...大坂の石山本願寺も...
吉川英治 「新書太閤記」
...石山本願寺、西国の毛利、こう両面の二つの旧大勢力こそ、まさしく信長の敵だったが、直接、死にもの狂いに信長の理想へ組みついて来ているものは、伊丹(いたみ)の荒木村重であり、ここでは三木城の別所長治などだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...石山平吉(へいきち)は我にもなく怒鳴るような大声で一息に言い終ると...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
...ただ摂津石山の本願寺だけである...
和辻哲郎 「鎖国」
...本願寺を石山から紀州の雑賀に斥けることが出来たのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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