...岩畳を作りたいので、石屋さんに相談しています...
...二つ目の浜の石屋に頼まれての...
泉鏡花 「悪獣篇」
...天の石屋戸(いはやど)七を開きてさし隱(こも)りましき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...世の中には随分巴里の宝石屋荒しのやうな事は少くないと思ふ...
薄田泣菫 「茶話」
...石屋の主人(あるじ)は石のやうな冷たい眼でじろりと見上げた...
薄田泣菫 「茶話」
...まるで宝石の前に立った宝石屋のようでした...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...その翌日から急に老医師の家は、ごた/\賑(にぎや)かに取りこむやうになつた、植木屋が毎日つめかける、人足が来る、石屋が来る、老医師の考では、つまり自分の閑散な老後を庭いぢりでもして暮らさうといふのであつた...
相馬泰三 「夢」
...石屋の地尻(じじり)で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...石屋のオヤジなぞと話してるよりも...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...宝石屋を殴り飛ばして...
谷譲次 「踊る地平線」
...「アレは小木の石屋でワキなら何でも務めるのだと博勞が語る...
長塚節 「佐渡が島」
...其役者といふのが桶屋や石屋や宿屋の主人などでありながら相應に品位を保つて見えるのも向鉢卷をとつたことのない博勞の平内さんが能の智識のあるのを見ても此の島の人の心に優しい處のあるのが了解される...
長塚節 「佐渡が島」
...巨材を校倉風にくんだ土蔵や大きな石屋根が...
中村清太郎 「山岳浄土」
...宝石屋の通は軒並に宝石屋ばかり...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...日本人の石屋に同じものを注文し...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...予々(かねがね)日光街道で眼に入っていた一軒の石屋根長屋門が売りに出た...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...何がこの石屋根の発達を促したのか...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...今でもこの石屋根を作った石工(いしく)が残っているが...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...その細工賃を一年ばかり石屋へ引っかけて...
夢野久作 「近世快人伝」
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