...親の面倒な干渉はとかく恋人たちの道のつまずきの石になるものだが...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...一片(いっぺん)の鉄がコイルの中を通ると磁石になるといったことがらも...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人形つかい」
...わしは石になる前に...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...年々少し宛溜つた泥が厚さ十里以上もある堅牢な岩石になる迄には...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...雲林石譜(うんりんせきふ)にいふ鐘乳(しようにう)の転化(てんくわ)して石になるならん云云...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...此淵(ふち)より墓(はか)の石になるべき円(まる)き自然石(じねんせき)を一ツ岸(きし)に出(いだ)す...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...しかし佐用姫の情熱を持つたやうな彼女は見当らなかつた!石になるより銭になる...
種田山頭火 「行乞記」
...何万石になるから...
直木三十五 「大阪を歩く」
...二百石になると、新吉原へ行っても太夫所が買える...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...君のセンチメンタリズムの信条はまさしく木炭が金剛石になるまでの永い永い時の長さを...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...誰の墓石になるとも判らない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...このくらいの大きな貴石になると...
久生十蘭 「魔都」
...女性に立ち向うて睨まると石になるから大いに困る所へ...
南方熊楠 「十二支考」
...死んだ首を見ても石になるから...
南方熊楠 「十二支考」
...彼らの恵与が果してよく用いられているか・わるく用いられているか・を知る試金石になるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...現在の道徳打破の捨石になる覚悟だと仰言る...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...俺の捨石になる奴なら...
横光利一 「上海」
...縁なき路傍の石になるのだ...
吉川英治 「松のや露八」
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