...その矮躯短身(わいくたんしん)のうちにひそむ非凡の怪力(かいりき)を知って...
中里介山 「大菩薩峠」
...一方の湯槽(ゆぶね)の隅に短身と裸背を立てかけた弁信は...
中里介山 「大菩薩峠」
...極めて矮躯短身の壮士に...
中里介山 「大菩薩峠」
...長剣短身は変らないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの長剣短身の男の行方もどうやら気になる...
中里介山 「大菩薩峠」
...今の長剣短身の男は絶対にかかわりがないと見なければならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...短身長剣の男が一人舳先(へさき)に突立って...
中里介山 「大菩薩峠」
...「拙者は、田山白雲先生から頼まれまして、二人の人を送ってまいりました」「それはそれは、御苦労さまでございます、どうぞ、それからお上りくださいませ」無名丸の方でも、篝(かがり)を焚き、梯子を投げかけてくれたものですから、その時バッテイラの舳先にいた短身長剣の男が、櫓(ろ)を控えてテレきっているマドロスを促して、「マドロス君――君さきに上り給え、そうだ、萌(もゆる)さん――君、マドロス君、萌さんをおぶって上り給え」「キマリ悪イデス」マドロスが、いやに尻込みするのを、短身長剣が、「きまりがいいも悪いもない、君、そのままで萌さんをおぶって、早く上り給え」「デハ――もゆるサン……」マドロスが無恰好の背中を向けると、毛布を頭からすっぽりかぶったままの兵部の娘を、短身長剣が押しつけるようにして、マドロスの背中にたけると、やむことなく、それをおぶい、それにおぶさって、二人はまずバッテイラから本船に乗り移る...
中里介山 「大菩薩峠」
...本船に上った短身長剣――柳田平治は...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼のように短身矮躯(わいく)で...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...短身長臂(ちようひ)...
吉川英治 「三国志」
...その短身小躯(しょうく)な風采と...
吉川英治 「新書太閤記」
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