...短気な人を見捨て...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...我輩の如き短気な剛情者には耳学問は誠に不適当である...
大隈重信 「我輩の智識吸収法」
...おかみさんは黒人(くろと)の出の人だとかで、短気な、気に入り悪(にく)い方(かた)であつた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...どうか短気なことをしないで辛抱(しんぼう)して下さいよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この男は生来短気なのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...旦那の短気なのには...
中村地平 「南方郵信」
...そんな短気なことを」「おっ母(か)さん...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そんな短気なことをしたって君の夫君の名誉は救われるわけではない...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...若(も)しも短気な男なら切付(きりつ)けて来たかも知れないから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...お前さんのその短気な大風(おおふう)が祟(たた)ったということを考えてもらわなければならんのだが...
牧野信一 「鬼涙村」
...お前さんのその短気な横風が祟つたといふことを考へて貰はなければならんのだが...
牧野信一 「鬼涙村」
...やをら瞠目に価するものに出会はなかつたと云つて短気な言葉を投出す要はなからうと思ふ...
牧野信一 「浪曼的時評」
...彼らの好戦的な習慣と短気な気質に合したのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...短気なことを!吉村 此奴...
三好十郎 「斬られの仙太」
...短気なまねはしないように...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...――それとなく、早く取り戻せよ、よいか」「……すみませんでした」「七は、短気な男だから、わしがといわぬほうがいいぞ...
吉川英治 「銀河まつり」
...お上(うえ)もゆめご短気などおこしくださいますな...
吉川英治 「私本太平記」
...一ト走り飛んでいって、その悪党めを一ツうんと懲(こ)らしてまいるから」史進は、彼の短気なのに、呆(あき)れ顔だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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