...彼女は有名芸術家から知遇を得て作品を展示する機会を得た...
...彼はなかなか昇進できなかったが、上司に知遇を得てキャリアアップした...
...彼の才能を見抜いた先輩から知遇を得て、その後の人生が大きく変わった...
...作家デビューを目指す彼女は、編集者に知遇を得るために懸命に努力している...
...彼は一人の有名投資家に知遇を得て、その人から資金援助を受けることができた...
...御主『えす・きりしと』に知遇し奉る時はござない...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...従軍中しばしば清廷の宗室大官と親近する中に計らずも粛親王の知遇を得たのが青雲の機縁となった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...左(と)に右(か)くこの会見に由(よっ)て男爵の知遇を得...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...明主の知遇身に受けて三顧の恩にゆくりなく立ちも出でけむ舊草廬...
土井晩翠 「天地有情」
...孝明天皇の非常な知遇を蒙つて居りながら...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...されど『文芸倶楽部』によりてその作を発表せんには是非にも主筆の知遇を待たざるべからずとて怒を忍び辞を低うして虎の門外(そと)なるその家を訪(と)ふものも尠(すく)なからず...
永井荷風 「書かでもの記」
...先々代からの知遇を得て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先々代からの知遇を得て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...キャオ・ワン・チュウ殿下のご知遇をかたじけなくいたしました...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...兀々と書くうちに善蔵氏の紹介で知遇を得た「中央公論」の故滝田哲太郎氏に認められ激励の手紙を頂いたり...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...その知遇をも受けた...
柳宗悦 「四十年の回想」
...知遇に讐(むく)ゐん為には何物をも犠牲に供し得る人なり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...……兵馬はこの菊池為三郎の知遇を得て...
山本周五郎 「新潮記」
...同時に又藩公から如何に知遇されておったかがこの事によっても十分窺われる...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...自分を信頼してくれる玄徳の依然として篤(あつ)い知遇に感泣した...
吉川英治 「三国志」
...そのようなお人よりの知遇(ちぐう)は身に余る過分(かぶん)なれどと...
吉川英治 「私本太平記」
...光秀と藤孝との知遇などは...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...慶喜(よしのぶ)公の知遇や...
吉川英治 「松のや露八」
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