...始めは五月蠅いと云ふ心持で話をきいてゐたが、後にはこの眞面目な、忙しい中に勉強を心がけてゐる、本を買ひたくとも金の餘裕のない、知識の乏しい、誠實な人に對する尊敬と同情とが起きて來て、しみ/″\した心持になつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...知識の乏しい官憲や固陋(ころう)な思想をもっているものの言動やによって...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...豫備知識の乏しい讀者には...
吉川英治 「折々の記」
...さうなると植物上の知識の乏しいのをも悲しまねばならぬことになるが...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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