...僕の知情意はこの獄中生活の間に初めて本当に発達した...
大杉栄 「続獄中記」
...――もし意識を知情意に三分するのが便宜だとすれば...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...此等知情意の各々を成立させる骨髄が...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...作者の人としての知情意の内部世界を指すのである...
豊島与志雄 「作者の住む世界」
...知情意全般に亘る教養を高めなければならないので...
豊島与志雄 「塩花」
...知情意の三つのものと近代哲学は考えた...
中井正一 「美学入門」
...こうして知情意の三つの生まれる萠芽に...
中井正一 「美学入門」
...この「知情意」の三つに分けるヒントを...
中井正一 「美学入門」
...知情意の三つのものが...
中井正一 「美学入門」
...かく考えてくると、もはや、知情意は、認識能力としての、「魂」の力ではなくして、時間の三つの姿と変わってしまっている...
中井正一 「美学入門」
...カントでは個人の知情意の三つのものはそれぞれ独立した体系であったのであるが...
中井正一 「美学入門」
...今までの人格としての知情意という三枢軸の体系が...
中井正一 「美学入門」
...知情意は当を得た分類かも知れぬが...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...これを全体として見るとやはり知情意の三つを含んでいる場合が多い...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...(い)我の作用を知情意に区別することは前に述べた通りで...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...心理学者が普通にいうごとく心の働きを知情意の三に分(わか)てば...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...そのルポをなす当人の自我の知情意が高度にそしてキンミツに確立されている事だ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ごくふつうの知情意をもっているにすぎず...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
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