...また多くの同志や知友にも贈りました...
石川三四郎 「浪」
...死んだ知友(ちゆう)の霊と話をした「死後の世界」というものが...
海野十三 「西湖の屍人」
...正造と因縁浅からぬ進歩党出身の知友たちがことごとく官職を去ってしまうと...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...各地の知友福寿長久...
種田山頭火 「行乞記」
...それにしても、私はこゝで改めて「彼」に感謝しないではゐられない、彼とは誰か、子であつて子でない彼、きつてもきれない血縁のつながりを持つ彼の事だ!・山路はや萩を咲かせてゐる・ゆふべの鶏に餌をまいてやる父子(オヤコ)で・明日は出かける天の川まうへ夜ふけて、知友へ、いよ/\造庵着手の手紙を何通も書きつゞけてゐるうちに、何となく涙ぐましくなつた、ちようど先日、彼からの手紙を読んだ時のやうに、白髪のセンチメンタリストなどゝ冷笑したまふなよ...
種田山頭火 「行乞記」
...F町の知友たちは並み並みならぬ好意を故人の記念の上に注いでくれた...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...亡父正秋の知友で...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...もともと、故人波多野氏を偲ぶ夕として、その知友たちが、世話役側の知慧で、日取りを、故人の命日から未亡人の誕生日と変えたので、一種の社交的な意味合を帯びて、誰でも参集出来た...
豊島与志雄 「塩花」
...過日断膓亭襍稾を知友に贈呈す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...新凉の節を待つてこれを知友に頒(わか)つ...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...幸ひに小生の知友達は...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...その先輩知友も君も...
三好十郎 「俳優への手紙」
...そこで知友が胥謀(あひはか)つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...希くば精神に活きる私の多くの知友が...
柳宗悦 「民藝四十年」
...知友に頒つのは二百部でも十分なのを思い切って三百五十刷らせて見た...
柳田国男 「予が出版事業」
...知友に知られても困るから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...知友をおもふことは實に細やかなものがあつた...
吉川英治 「折々の記」
...父がのこした多くの知友のうちでも...
吉川英治 「私本太平記」
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