...鎌倉に止(とど)まれる知友を思ひ...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...伯爵後藤の馬車を駆りて先輩知友に暇乞いしに廻ったが...
内田魯庵 「四十年前」
...八方の知友から借金する―搾取する―各方面に迷惑をかけるといふことではないか...
種田山頭火 「一草庵日記」
...皇室――国への感謝、国に尽くした人、尽くしつゝある人、尽くすであらう因縁を持つて生れ出る人への感謝、母への感謝、我子への感謝、知友への感謝、宇宙霊―仏―への感謝...
種田山頭火 「一草庵日記」
...諸方の知友へ通知端書を出す...
種田山頭火 「行乞記」
...それにしてもいつまでも知友の厚情に甘えてゐてはならない...
種田山頭火 「其中日記」
...F町の知友たちは並み並みならぬ好意を故人の記念の上に注いでくれた...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...なお数名の親戚知友へ通知状を出したと...
豊島与志雄 「絶縁体」
...過日断膓亭襍稾を知友に贈呈す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...先生の知友の一人であった気象台のO先生に御(お)目にかかったことがあった...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...彼には幾人かの地方産商業家の門弟知友があった...
服部之総 「志士と経済」
...親戚知友が集まって着々ドロシイの葬式の準備をしていた...
牧逸馬 「双面獣」
...知友の場合に、その目前では尚更のこと、作者とは見ず知らずの例へばこの場合の如き単なる一読者であつた時でさへも、誰彼に向つてもおしやべりは差し控へずには居られない、考へて見れば、つまらぬ遠慮をせずには居られなかつた...
牧野信一 「「樫の芽生え」を読みて」
...海外の知友の助けまでかりて幅は三尺位ひだが四段になつてゐる書架を一杯以上にしたことがある...
牧野信一 「吾家の随筆」
...此年森枳園が屠蘇の方(はう)を印刷して知友に頒つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...希くば精神に活きる私の多くの知友が...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...私は多くの知友を持つが...
柳宗悦 「民藝四十年」
...知友のあいだでもっとも信頼されていたため...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
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