...また多くの同志や知友にも贈りました...
石川三四郎 「浪」
...郷党や知友との反目も余儀なくさせられたものがあったのである...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...東京の親戚(しんせき)知友は勿論(もちろん)...
谷崎潤一郎 「細雪」
...皇室――国への感謝、国に尽くした人、尽くしつゝある人、尽くすであらう因縁を持つて生れ出る人への感謝、母への感謝、我子への感謝、知友への感謝、宇宙霊―仏―への感謝...
種田山頭火 「一草庵日記」
...各地の知友福寿長久...
種田山頭火 「行乞記」
...それにしても、私はこゝで改めて「彼」に感謝しないではゐられない、彼とは誰か、子であつて子でない彼、きつてもきれない血縁のつながりを持つ彼の事だ!・山路はや萩を咲かせてゐる・ゆふべの鶏に餌をまいてやる父子(オヤコ)で・明日は出かける天の川まうへ夜ふけて、知友へ、いよ/\造庵着手の手紙を何通も書きつゞけてゐるうちに、何となく涙ぐましくなつた、ちようど先日、彼からの手紙を読んだ時のやうに、白髪のセンチメンタリストなどゝ冷笑したまふなよ...
種田山頭火 「行乞記」
...……これは知友に与へた報告書の一節である...
種田山頭火 「其中日記」
...立派な縁者や知友をたくさんもった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...亡父正秋の知友で...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...親族も知友も庵に集って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...自分より年上のものは叔父も叔母も知友も皆世を去った...
永井荷風 「春雨の夜」
...彼には幾人かの地方産商業家の門弟知友があった...
服部之総 「志士と経済」
...肉親や知友もどれ丈けお上をお怨み致しませうか...
平出修 「逆徒」
...そう励ましてくれた先輩知友並びに出版元大観堂主人の好意によるものである...
本庄陸男 「石狩川」
...そこで知友が胥謀(あひはか)つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此年森枳園が屠蘇の方(はう)を印刷して知友に頒つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...諸知友の知るところなり...
吉田松陰 「留魂録」
...四年の間の知友たちの間にも...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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