...都へ上れば身を隠すのに都合のよい知る辺(べ)がないでもないから...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...或る町人の知る辺(べ)の家へ安全に連れ込んでくれたのであった...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...今は知る辺(べ)もないし」思い直しては...
吉川英治 「剣の四君子」
...明石の知る辺をたよって...
吉川英治 「私本太平記」
...知る辺(べ)となり...
吉川英治 「親鸞」
...武蔵の知る辺(べ)の僧侶が聞いて駈けつけ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...頼朝は小首をかしげて、父の知る辺や、家来の名などを、しきりと思い出しているようだったが、やがて首を振って、「ありません...
吉川英治 「源頼朝」
...あんな盗(ぬす)ッ人(と)娘に知る辺(べ)はない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...知る辺(べ)の者でござりますが」「ふム...
吉川英治 「宮本武蔵」
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