...然れども亦以て其の戰志無きを知るべし...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...返す詞も無かりし一場の話に徴して知るべし...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...機に臨ンで其驥足を伸べむと試みたる老将たりしや知るべきのみ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...若し、幾千の山法師にして、平氏と合して、楯を源軍につきしとせむ乎、或は革命軍の旗、洛陽に飜るの時なかりしやも、亦知るべからず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...その程度たるや建築家が天井に漆喰を塗る方法を知るべく期待されること以下である...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...此一詩をもつても無実(むじつ)の流罪(るざい)に所(しよ)して露ばかりも帝を恨(うら)み玉はざりしを知るべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...知るべし「祈願」もろ/\はクロニオーンの息女なり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...松下村塾のいわゆる教育なるものもまた知るべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...或は先生をして地下に眉を顰めしむるものなるや知るべからず...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...将来において果して然るや否や知るべきにあらず...
永井荷風 「桑中喜語」
...跡は野となれという人によって先発せられたのである――その結果が今日に於て知るべきである云々(うんぬん)...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...夙に露国の野心を測り知るべからざるを看破し...
日野強 「新疆所感」
...政(せい)の字は政府に限らざることあきらかに知るべし...
福沢諭吉 「学者安心論」
...唯学者にして始めてこの苦痛の苦味を知るべきのみ...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...この他は存否知るべからず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...雅俗を問はず一般に歓迎せらるるは同亭に出入する煙草(タバコ)吸殻商の産を興したるにても知るべし...
正岡子規 「四百年後の東京」
...かようの研究を幾ら続けたって三百年前に死んだ人が真実何と考え何に基づき何を欲してこの句かの語を筆したかは知るべからず...
南方熊楠 「十二支考」
...その人と為(なり)を知るべき事実が少い...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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