...薄倖の孤児、木曾の野人、旭将軍義仲の得意や、知るべき也...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...若し、幾千の山法師にして、平氏と合して、楯を源軍につきしとせむ乎、或は革命軍の旗、洛陽に飜るの時なかりしやも、亦知るべからず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...もって博士の驚愕(きょうがく)を知るべし...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...天地黒白の大差を知るべし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...春を知るべき庭前(ていぜん)の梅柳の類(るゐ)も...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...平家の人々いかで知るべき...
高山樗牛 「瀧口入道」
...誰か知るべき眞夜中に 100なほかつ彼等戰鬪を起さんことのあるべきを』ゲレーニャ騎將ネストールその時答へて彼に曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...然(しか)れば己が生れたる家は先祖の大切なる事は生れ落つるときより弁(わきま)え知るべけれど...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...クリストフの音楽を知るべき機会は一度ものがさなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...されば中折帽を冠るほどなれば洋服もこれに準じて流行の形に従はざれば釣合はずと知るべし...
永井荷風 「洋服論」
...独逸に於てはフレーベルの著書に見るも修身教育の挙(あが)らざるを知るべくして...
新渡戸稲造 「教育の最大目的」
...知るべし、是等は多くは眞の謀叛者にあらず些少の事項は北條氏の口實とする所となりて顛滅の難に遭ひし者なることを...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...その薄弱なることもとより知るべきなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...従つて各個の標準と如何の同異あるか知るべからず...
正岡子規 「俳諧大要」
...但し袴といふによりてこの恋は門地ある人の恋と知るべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...固より論評を費(ついや)さずして知るべし...
正岡子規 「古池の句の弁」
...古インド人白馬を尊べるを知るべし...
南方熊楠 「十二支考」
...尠なくとも明智勢が洛内へ足を踏み入れると同時にこの変を知るべきであった...
吉川英治 「新書太閤記」
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