...何ぞ知らん、国際性を失つたかわりに映画はそのとき始めて確実に民族のふところにかえつたのである...
伊丹万作 「映画と民族性」
...阿Qを見ても知らん顔をしている...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...先刻お見えになった時はどなたか知らんと思っておりました...
高浜虚子 「俳句への道」
...そのまま知らん顔して...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...まだ赤餅(あかもち)の味を知らんと見えるな」と嘲(あざけ)るように笑って...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...知らん顔をしているのであった...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...此間(こないだ)から私も見て知らん顔はしていましたけど...
近松秋江 「霜凍る宵」
...あの人も一寸(ちょっと)引張られなはッたげな」「それから」「ようと知らんたい...
徳永直 「冬枯れ」
...原子病が発現し、高熱が一週間ばかり続いたが、飛田という山の上の集落から往診を求めてやまず、行ったら死ぬだろうとは知っていたけれども、無名の一市民のためにささげてこそ真の生命の犠牲だろうと思いなおし、出かけてはみたものの足が叶わず、途中川床集落の純心修道会の壕舎で休ませてもらい、院長さんから「知らん、知らん、そんな無理ばかりして」とたしなめられ、やっとのことで往診だけ済ませ、夜遅く家にたどり着くなりどっと床に臥して、それからは石を谷間に蹴落とすように病勢が進んだのだった...
永井隆 「長崎の鐘」
...おじさんだって可愛がれないじゃないか……」啓吉は知らん顔で母親の後から歩いていた...
林芙美子 「泣虫小僧」
...此處は死場所なのだと思つた方がよくはないのか知らん? 私はいま其處から追ひ出されてきた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...君はギルレイを知らんだろ」「知りませんし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...「どうも己は気が変になつたのぢやないか知らん...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...もうすこし気高い……神様のように静かな……又は幽霊の声のように気味のわるい鼓の音はないものか知らん……などと空想した...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...「……ナニイ知らん……知らんタア何じゃい……」「何でもええがッ……畜生メラ...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...抵当に這入っている地面を無代価みたようにタタキ落して買うような腕前をいつの間に養っておったか知らん...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...ここは」「よう御存知でございましょうがの」「いや知らん」「ま...
吉川英治 「私本太平記」
...わざと知らん顔をした方がいいんだね」「まア...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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