例文・使い方一覧でみる「知らせる」の意味

...こっちの所在を地上なり救援の飛行機に知らせることさえ忘れなければいいのだ...
海野十三「空中漂流一週間」

...それから警察に知らせるやら... それから警察に知らせるやらの読み方
江戸川乱歩「孤島の鬼」

...うちの人に知らせるひまもないので... うちの人に知らせるひまもないのでの読み方
江戸川乱歩「超人ニコラ」

...いずれも予防命令の決定を知らせるものであったが... いずれも予防命令の決定を知らせるものであったがの読み方
大鹿卓「渡良瀬川」

...赤ん坊赤ん坊は泣いて母を呼ぶ自分の眼覺めたのを知らせる爲めに苦るしい力強い聲で母を呼ぶ...
千家元麿「自分は見た」

...わたしがちょうどその本の上に頭を垂れたときに火事を知らせる鐘が鳴り...
ソーロー　Henry David Thoreau 神吉三郎訳「森の生活――ウォールデン――」

...「坊ちゃんは私が夜の明けたのを知らせるのを待ってらっしゃるんだ」庭の隅の鳥小屋からのっそのっそ自信のあるらしい歩調で出て来た牝鶏《めんどり》が言いました...
竹久夢二「朝」

...急いで警察に知らせると同時に大学の自分のところへ電話をかけたということである...
寺田寅彦「Ｂ教授の死」

...家を知らせると、向こうはびっくりして、ちょっともじもじしてるようだったが、それからこう言ったの...
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...犬は時間を知らせるものではありません... 犬は時間を知らせるものではありませんの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...事柄の意味を知らせるところの要素... 事柄の意味を知らせるところの要素の読み方
萩原朔太郎「詩の原理」

...お前はそれを生きてゐる人間に知らせることは要（い）らない... お前はそれを生きてゐる人間に知らせることは要らないの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...父上に知らせるつもりだ... 父上に知らせるつもりだの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「鉄面皮」

...日曜日の朝礼を知らせる鐘の音が響いて来た... 日曜日の朝礼を知らせる鐘の音が響いて来たの読み方
「海流」

...ただ相手に思い知らせることを目的とするのである... ただ相手に思い知らせることを目的とするのであるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...なに事かあったら知らせるから」覚悟はして来たものの... なに事かあったら知らせるから」覚悟はして来たもののの読み方
山本周五郎「日本婦道記」

...道場の人たちに知らせることはできない... 道場の人たちに知らせることはできないの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...鏡子はお前は自分の子の中で一番大きな大切な子であると確かめて知らせるやうな目附きで滿を見た...
與謝野晶子「帰つてから」

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