...このはき違へを知らずにゐるものもある...
芥川龍之介 「雑筆」
...自分から注文した名物の羊羹(ようかん)が来たのも知らずに...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...何も考へずに(そのまま死んでも惜しくはない)ゆっくりと寝てみたい!手足を誰か来て盗んで行っても知らずにゐる程ゆっくり寝てみたい!どうだらう! その気持は! ああ...
石川啄木 「詩」
...日の暮れるのも知らずに熟睡していると同じに...
徳田秋声 「縮図」
...彼らはみずから知らずに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...知らずに暢気に振舞う人間は疑いようがない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...梁に引上げられるまで知らずにゐる者はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...知らずにいて笑われることが...
平林初之輔 「二人の盲人」
...それを見せるとO君もそれを知らずにゐて...
堀辰雄 「夏の手紙」
...真実の父がほかにあることをこの年になるまで知らずにいる私のことを...
堀辰雄 「花を持てる女」
...長谷川さんが何も知らずにお供餅(そなえもち)と林檎など持って来られたので...
三浦環 「お蝶夫人」
...恋愛小説というと「ウェルテル」と云うでしょう? 何も知らずに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...己というものの世の中にいる事を知らずに...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...その自我といふものが有る間に、それをどんな物だとはつきり考へても見ずに、知らずに、それを無くしてしまふのが口惜しい...
森鴎外 「妄想」
...知ってか知らずにか...
吉川英治 「私本太平記」
...「何も知らずにおりますから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...彼の部屋を余す以外すべて開け放されたのもまったく知らずに――彼は三昧(まい)にはいっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...出て来るのを待っているのも知らずに...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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