...「山島民譚集(さんとうみんたんしゅう)」の著者柳田国男(やなぎだくにお)さんさえ知らずにいたらしい新事実ですから...
芥川龍之介 「河童」
...それさえはっきりとは知らずにいる...
芥川龍之介 「奇遇」
...私は何にも知らずに...
伊藤野枝 「転機」
...足のしびれ切るのも知らずに...
上村松園 「思ひ出」
...分を知らずに過つて作りました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...鑛毒と云ふものを知らずに居る事が十年で...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...わたくしは母とは知らずに仲間のものから年増(としま)の橘(たちばな)千代子さんという女の噂(うわさ)を幾度も聞いたことさえありました...
永井荷風 「ひかげの花」
...この事実を知らずに...
蜷川新 「天皇」
...中味を入換(いれか)へたのも知らずに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...知らずに何気なく行わないことに気づいている...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...誰れの墓とも知らずに...
堀辰雄 「花を持てる女」
...知らずにまた眠つたのだらう...
牧野信一 「環魚洞風景」
...親父が傍にゐるといふのに酒飲連は遠慮も知らずに娘をからかつた...
牧野信一 「るい」
...立っている人々も自分の顔が黒くなったのは知らずに...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...僕は主人の飾磨屋がどこにいるか知らずにしまった...
森鴎外 「百物語」
...それを知らずに石の枕を石の槌(つち)で撃って...
柳田國男 「日本の伝説」
...まさかこんな事を企んでいようとは知らずに留守をたのんだんです」通助はぎろっと眼を光らした...
山本周五郎 「新潮記」
...――知ってか、知らずに来たか、この辺一帯は、二、三日前から戦場になっている...
吉川英治 「上杉謙信」
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