...私は早速く紙と矢立てを持って駈けつけたものです...
上村松園 「画学校時代」
...どんな場合でも矢立てと縮図帖とは忘れずに携えていっては沢山の縮図をしてきたものだ...
上村松園 「縮図帖」
...私は使いなれたせいか矢立てと筆の方が描きやすい...
上村松園 「縮図帖」
...矢立ての墨を更(あらた)めて...
長與善郎 「青銅の基督」
...小型のツヅラと矢立て...
野村胡堂 「胡堂百話」
...腰の矢立てと懐の画帳が無かったら...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...紙綴(かみつづ)りと矢立てをつかんでいた...
本庄陸男 「石狩川」
...矢立ての墨をたっぷり含ませて...
本庄陸男 「石狩川」
...その直ぐうしろには記録係タータが矢立てを持って...
夢野久作 「鼻の表現」
...その青物のかごに「御門鑑(ごもんかん)」としるした木札が矢立てと一緒に引っかけてある...
吉川英治 「江戸三国志」
...矢立てと共に帯の前へさしこむと...
吉川英治 「江戸三国志」
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