...中空(なかぞら)を雨の矢数(やかず)につんざきぬ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...この話は井原西鶴(いはらさいかく)の俳諧大矢数(はいかいおおやかず)の興行を思いださせる...
寺田寅彦 「記録狂時代」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...一表の矢数は二百本...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
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正岡子規 「俳人蕪村」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...鮓を圧す石上(せきじょう)に詩を題すべく緑子の頭巾眉(ま)深きいとほしみ大矢数弓師親子も参りたる時鳥(ほととぎす)歌よむ遊女聞ゆなる麻刈れと夕日此頃斜(ななめ)なる「たり」「なり」と言はずして「たる」「なる」と言ふが如き...
正岡子規 「俳人蕪村」
...矢数の関係から考える外はなかった...
室生犀星 「姫たちばな」
...敵にいたずらな矢数をつかい果たさせるため...
吉川英治 「三国志」
...いま貯蔵の矢数ぐらいは...
吉川英治 「三国志」
...矢数(やかず)石弾(いしだま)のあるかぎりあびせかけろ」と...
吉川英治 「三国志」
...董起や成何は、所詮逃げる途はないと諦(あきら)めて、「この上は、白旗をかかげて、関羽に降を乞うしかあるまい」と云ったが、ひとり徳は、弓を離さず、「降る者は降れ、おれは魏王以外の他人に膝を屈(かが)めることは知らん」と云って、矢数のある限り、射返し射返し、奮戦していた...
吉川英治 「三国志」
...また矢数(やかず)にもかぎりがある...
吉川英治 「私本太平記」
...なほ捨てず弓も引けぬに犬追物(いぬおふもの)落馬は矢数(やかず)に勝(まさ)りたり誰を師匠となけれどもあまねく流行る小笠懸(こがさが)け在々所々の歌...
吉川英治 「私本太平記」
...――そして初手(しょて)の防戦につかった矢数(やかず)にしろ...
吉川英治 「私本太平記」
...矢数(やかず)はひょうひょうと虹(にじ)のごとく放(はな)たれたが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...矢数のあるかぎり射つづけていた...
吉川英治 「源頼朝」
...敵の矢数は減って来た...
吉川英治 「源頼朝」
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