...どたんばたんといろ/\の物音が矢つぎ早にしたかと思ふと...
芥川多加志 「四人」
...矢つぎ早に浴びせたのじゃ...
芥川龍之介 「俊寛」
...彼らの利器の数も矢つぎ早に増加した...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...『帝国文学』の「倫敦塔(ろんどんとう)」『ホトトギス』壱百号の「幻影(まぼろし)の盾(たて)」などを始めとして多数の作が矢つぎ早に出来た...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...今日は見んで」「早苗さん家(く)とちがうか」いろんな返事が矢つぎ早にとんできた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...しかしその上手な点を「頭」へ矢つぎ早に受け込んで...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...矢つぎ早に射かけられるのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほとんど矢つぎ早に書かれた「玄鶴山房」「蜃氣樓」「河童」「三つの窓」「齒車」それから「西方の人」などを列擧すれば...
堀辰雄 「(芥川龍之介の書翰に就いて)」
...特に完全に自己の独創に立って矢つぎ早に傑作を描いた晩年三...
三好十郎 「ゴッホについて」
...矢つぎ早に打つのが得意でそれが敵をして一番恐怖(こわ)がらせるのであった...
室生犀星 「幼年時代」
...矢つぎ早にこんな事を万太郎が質問しだすと...
吉川英治 「江戸三国志」
...伝令の騎士を矢つぎ早に発した...
吉川英治 「三国志」
...その夜、矢つぎ早に、清洲城へ届いた国境からの通諜(つうちょう)は、果たして、美濃の大乱を告げて来たものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...葉の茂ったままの大木を矢つぎ早に押し流してみたら...
吉川英治 「新書太閤記」
...矢つぎ早に射て仆したというが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...憔悴(しょうすい)していた顔色にも、近頃にない元気を取りもどして、矢つぎ早に、訊ね出した...
吉川英治 「源頼朝」
...矢つぎ早に次の作事をいいつけられそうだった...
吉川英治 「源頼朝」
...この後矢つぎ早にいろいろな事件が起ったせいか...
和辻哲郎 「鎖国」
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