...ただ茫然と老人を瞻(みまも)っていた...
モオパッサン 秋田滋訳 「親ごころ」
...己はお前に万民の瞻仰(せんぎやう)する名誉を与へてやる...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...」此處(こゝ)で瞻(みまも)つたのを...
泉鏡太郎 「艶書」
...呆氣(あつけ)に取(と)られて瞻(みまも)るのを...
泉鏡太郎 「艶書」
...主税は横から右瞻左瞻(とみこうみ)て...
泉鏡花 「婦系図」
...海野はじっと瞻(みまも)りつつ...
泉鏡花 「海城発電」
...譯者ロバアト・ブラウニング瞻望(せんばう)怕(おそ)るゝか死を...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...眉山は遠くから瞻(なが)めてると女のように媚かしいただの色若衆であったが...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...劉任瞻 困ったものだ...
林不忘 「安重根」
...劉任瞻 東は東、西は西...
林不忘 「安重根」
...きっとこのポグラニチナヤの劉任瞻というお薬屋に寄っているだろうとおっしゃって――...
林不忘 「安重根」
...「逢ったのだろう」さっきからちょっとの間に恐ろしく相形(そうぎょう)の変ったお宮の顔を瞻(みまも)った...
近松秋江 「うつり香」
...しばらくして私の顔をジロジロと汚(きたな)そうに瞻りながら...
近松秋江 「うつり香」
...其の存在は依然として公衆瞻仰の標目たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...暫く佇立(たたず)んでその梢を瞻望(せんぼう)した...
永井荷風 「上野」
...母の面(かお)を瞻上(みあ)げながら...
二葉亭四迷 「平凡」
...凝(じつ)と白兎(しろうさぎ)を瞻戍(みまも)つて居(ゐ)ました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...瞻波国はコーチンチャイナの一部であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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