...己はお前に万民の瞻仰(せんぎやう)する名誉を与へてやる...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...我を仰ぎ瞻(み)るなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...家々の戸口より笑みつゝ仰ぎ瞻(み)る少女二人三人を見るほどに...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...萬客屏息(へいそく)してこれを仰ぎ瞻(み)たり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...」二人が黙って瞻(みまも)っても...
泉鏡花 「婦系図」
...千八百六十四年の詩集に收めたる「瞻望」の歌と...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...千八百六十四年の詩集に収めたる「瞻望(せんぼう)」の歌と...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...蒲団(ふとん)着て寝たる姿の東山を旅館の窓から瞻(なが)めつつ...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...劉任瞻は穀物の笊を片附け...
林不忘 「安重根」
...きっとこのポグラニチナヤの劉任瞻というお薬屋に寄っているだろうとおっしゃって――...
林不忘 「安重根」
......
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...一と口挨拶(あいさつ)をした後は黙って座(すわ)っているその顔容(かおかたち)から姿態(すがた)をややしばらくじいっと瞻(みまも)っていたが柳沢がどうもせぬ前とどこにも変ったところは見えない...
近松秋江 「うつり香」
...じろじろと用心したような眼つきで瞻(みまも)ったきり口一つ利かないでやっぱり黙りつづけていた...
近松秋江 「うつり香」
...「よく売れると思われていつ来たっていないね」柳沢はじろじろお宮を瞻(みまも)りながらいった...
近松秋江 「うつり香」
...必らずしも子由と子瞻との関係にあらざりき...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...伯や國民の瞻仰する所と爲り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...暫く佇立(たたず)んでその梢を瞻望(せんぼう)した...
永井荷風 「上野」
...嬉しそうに面(かお)を瞻上(みあげ)る...
二葉亭四迷 「平凡」
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