...彼は實に瞻仰するに堪へたる俊爽の態度を以つて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...我を仰ぎ瞻(み)るなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...望み瞻(み)る方嚮(はうかう)に從ひて無遠慮なるまで肢體の尺を縮めたる遠近法は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...冷かに瞻(みまも)りたり...
泉鏡花 「紫陽花」
...もの珍(めづ)らしげに瞻(みまも)つたのは...
泉鏡太郎 「艶書」
...凝(じっ)とその大吉を瞻(みつ)めていると...
泉鏡花 「婦系図」
...千八百六十四年の詩集に収めたる「瞻望(せんぼう)」の歌と...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...容易に瞻望(せんぼう)することが出来ないし...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...10ポグラニチナヤの裏町、不潔な洋風街路、劉任瞻韓薬房前...
林不忘 「安重根」
...劉任瞻 東は東、西は西...
林不忘 「安重根」
......
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...暫く佇立(たたず)んでその梢を瞻望(せんぼう)した...
永井荷風 「上野」
...瞻恋不忍去...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...想ふに杏春は生父の病を瞻(み)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...瞻淇の日記を閲(けみ)するに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...藩主阿部正桓は四代前の不争斎正寧の病を瞻(み)むがために...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...不意に落瞻したやうに彼は言ひ足した...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...瞻波国はコーチンチャイナの一部であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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