...手をつきざまに右視左瞻(とみこうみ)つつ...
泉鏡花 「悪獣篇」
...主税の顔を瞻(みまも)って...
泉鏡花 「婦系図」
...夫人は凝(じっ)と瞻(みまも)って...
泉鏡花 「婦系図」
...熟(じっ)と瞻(みつ)めて立つと...
泉鏡花 「婦系図」
...韓退之(かんたいし)蘇子瞻(そしせん)の上に駕する漢文の名人...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...容易に瞻望(せんぼう)することが出来ないし...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...10ポグラニチナヤの裏町、不潔な洋風街路、劉任瞻韓薬房前...
林不忘 「安重根」
......
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...じろじろと用心したような眼つきで瞻(みまも)ったきり口一つ利かないでやっぱり黙りつづけていた...
近松秋江 「うつり香」
...万人の具(つぶさ)に瞻(み)る所...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...暫く佇立(たたず)んでその梢を瞻望(せんぼう)した...
永井荷風 「上野」
...今わたくしを瞻(みは)っているこの立像の主(あるじ)は...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...その一なる瞻蔔迦(ちゃむばか)の花香能(よ)く人心を蕩(とろ)かす...
南方熊楠 「十二支考」
...國手をぐつと瞻(まも)りて...
八面樓(宮崎湖処子) 「泉鏡花作『外科室』」
...虹彩の瞻視を害することは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...聖人作(おこ)るときは天地の萬物皆其徳光を瞻仰す...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...憂婆夷(うばい)一切諸天の人民龍神鬼神など法を聴かんとして来り集まり一心に宝座を囲繞(いにょう)しまたたきもせで尊顔を仰ぎ瞻(み)たりき――「なんのこッたい」「比丘尼ってえな...
吉川英治 「宮本武蔵」
...瞻波国はコーチンチャイナの一部であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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