...望み瞻(み)る方嚮(はうかう)に從ひて無遠慮なるまで肢體の尺を縮めたる遠近法は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...はツとばかり胸をうちて瞻(みまも)るひまに衰へゆく...
泉鏡花 「紫陽花」
...凝(じっ)とその大吉を瞻(みつ)めていると...
泉鏡花 「婦系図」
...千八百六十四年の詩集に收めたる「瞻望」の歌と...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...劉任瞻に挨拶して行く者もある...
林不忘 「安重根」
......
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...「柳沢がどんなことをいっていた?」私は思わず顔を恐ろしくしてきっとお宮を瞻った...
近松秋江 「うつり香」
...笑うのは厭だというような顔をして黙り込んでまじまじ他(ひと)の顔を瞻(みまも)っていた...
近松秋江 「うつり香」
...其高風固より国民の瞻仰する所而も未来の総理大臣として公に属望するもの亦少なからざるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...(周南)卷耳 漢廣(召南)何彼※矣(風)緑衣 雄雉 谷風(風)桑中 定之方中(衞風)氓 有狐(王風)中谷有※(魏風)園有桃(唐風)山有樞(陳風)墓門(小雅)常棣 伐木 天保 采薇 出車 魚麗 六月水 斯干 無羊 節南山 正月 十月之交 小弁 巧言 蓼莪 小明 楚茨 瞻彼洛矣 裳裳者華 采菽 都人士 隰桑 漸漸之石之華(大雅)緜 皇矣 生民 卷阿 瞻召旻(2)尚書召誥篇に云く王其疾敬徳...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...東ニ波山ヲ瞻(み)レバ翠鬟(すいかん)拭フガ如シ...
永井荷風 「向嶋」
...不思議そうに私の面(かお)を瞻上(みあ)げている...
二葉亭四迷 「平凡」
...一尺は違うでしょう?」と愛度気(あどけ)ない白い面(かお)が何気なく下から瞻上(みあ)げる...
二葉亭四迷 「平凡」
...さて立上って舞おうとするお春の姿を呉羽之介は夢見るように瞻(なが)め乍ら...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...國手をぐつと瞻(まも)りて...
八面樓(宮崎湖処子) 「泉鏡花作『外科室』」
...瞻淇の日記を閲(けみ)するに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...=瞻(セン)今スデニ八歳...
吉川英治 「三国志」
...憂婆夷(うばい)一切諸天の人民龍神鬼神など法を聴かんとして来り集まり一心に宝座を囲繞(いにょう)しまたたきもせで尊顔を仰ぎ瞻(み)たりき――「なんのこッたい」「比丘尼ってえな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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