...私は船尾にゐて戀人の後姿を瞶めてゐた...
石川啄木 「散文詩」
...凝(じつ)と其火を瞶(みまも)つて暮す...
石川啄木 「散文詩」
...お八重の顏を打瞶(うちまも)つたが...
石川啄木 「天鵞絨」
...二人は暫し互(かた)みの顔を打瞶(うちまも)つてゐたが...
石川啄木 「天鵞絨」
...黙つて顔を瞶(みつ)めてゐると...
石川啄木 「二筋の血」
...唯一人残つた私の顔を凝(じつ)と瞶めた...
石川啄木 「二筋の血」
...ホセの顔ばかり瞶(みつ)めていた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...相手は私の顔を不思議想に凝乎黙って瞶めて居りましたが...
西尾正 「陳情書」
...西貝を瞶(みつ)めたのち...
久生十蘭 「金狼」
...そうして淀まぬ眼差(まなざし)で俺の顔を瞶(みつ)め...
久生十蘭 「湖畔」
...やはり俺のほうを瞶めている...
久生十蘭 「湖畔」
...結構ですとも」少女は吸いとるような眼つきで竜太郎の眼を瞶めながら...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...」と綾子は答へたけれどそれを凝と瞶(みつ)めた儘...
牧野信一 「秋雨の絶間」
...その寂しさに自分だけを瞶めて居られる程な強い気には到底なれない...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...瞶めてゐるばかりだつた...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...深呼吸でもするやうに胸を張り出して徐ろに吸ひながら尖端の火を瞶めた時――...
牧野信一 「痴想」
...笑ひと悲しみの分岐点にたたずんでゐる自分を瞶めた...
牧野信一 「ランプの明滅」
...支配人は呆然として先に立ったA嬢の顔を瞶(みつ)めていたが...
松本泰 「緑衣の女」
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