...永井君の性質が外は極めて柔でありながら内は正反對の剛で粘靱性に富んで居るのに眼を瞠り出した...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...あたくし達が伊豆へ行っている間にお作り遊ばしたんでしょう」静枝も驚きの目を瞠(みは)ったが...
海野十三 「三人の双生児」
...眼を瞠(みは)って駭(おどろ)いた...
海野十三 「深夜の市長」
...七つ八つの頃(ころ)から見る人すべて瞠若(どうじゃく)し...
太宰治 「新釈諸国噺」
...睫毛(まつげ)の長いパッチリとした涼し気な眼が悧(さか)し気に今涙を含みながら瞠(みは)っている様子と言い...
橘外男 「逗子物語」
...彼らかえってその後に瞠若(どうじゃく)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...赤井市兵衛と知ってか」「えッ」文三郎は愕然(がくぜん)として眼を瞠(みは)りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...同時にこの男の反世間的思想や世の中を包括的に捉える大胆さに目を瞠った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...熱心な鳥のやうに眼を瞠(みひら)き...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...小杉放庵画伯はその随想中深川節の下りる衣紋坂云々の件りで梅坊主の指が下方を指すやその指された部分の畳が見る/\傾斜危ふき衣紋坂の景情と化すをおぼえたと瞠目してゐられる...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...十二三の女の子の眼を瞠らせずには置かない...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...これを成せば「世界の眼」が瞠目(どうもく)してこれを眺めるであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...汚れのない澄みとおった眸子(ひとみ)を大きく瞠(みは)ってまたたきもせずに見つめられると...
山本周五郎 「日本婦道記」
...何の機会(はずみ)かぽかりと眼を開いた――そしてその瞳をだんだん大きく瞠(みひら)いていた...
吉川英治 「剣難女難」
...たちまちのうちに奇異な物へ瞠(みは)る無数の眼が光っている...
吉川英治 「親鸞」
...と眼を瞠(みは)って...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...東儀はあきれたような眼を瞠(みは)って...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...近所ではみな眼を瞠(みは)って驚いたらしい...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
