...瞠目(どうもく)するアメリカ人を尻目に...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...いまさらながら日本の不思議な力に瞠若(どうじゃく)驚歎したように私には見受けられた...
太宰治 「惜別」
...夫も傍らに肥った身体に酒杯を持って笑っているし……しかも夫人が眼を瞠(みは)ったのは...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...殿下は一瞬眼を瞠(みは)られたが...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...お母さんも歿くなった」防禦は眼を瞠(みは)った...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...眼を大きく上に瞠(みは)ってから...
田中英光 「オリンポスの果実」
...彼らかえってその後に瞠若(どうじゃく)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一跳躍に三間くらいずつ跳ねながら瞠然(どうぜん)たる地響きを立てて二人の後ろに追い迫っている!博士と四人の漁夫は...
久生十蘭 「地底獣国」
...事件が落着するまでは陽の目も拝めねえことになる」踏絵は目を瞠って...
久生十蘭 「魔都」
...その色彩の「不自然さ」に瞠目して...
牧野信一 「冬日抄」
...驚きの目を瞠(みは)る...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...これを成せば「世界の眼」が瞠目(どうもく)してこれを眺めるであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...当時の思想界の冒険も亦(また)孟賁(まうほん)をして後(しり)へに瞠若(だうじやく)たらしむる程の勢ありき...
山路愛山 「明治文学史」
...それを聞いた男たちは皆眼を瞠(みは)った...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...今更に眼を瞠(みは)らせる少女の全身の美しさ……否...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...思わずドキンとして眼を瞠(みは)った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...びッくりした目を瞠(みは)って...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼女はドリアンが彼女の芸を称讃するのをばただ不思議そうに眼を瞠って聞いていた...
渡辺温 「絵姿」
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